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わたしが近ごろかんがえていることを徒然なるままに...
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「東京大学のアルバート・アイラー」を読みました
メディア総合研究所発刊の「東京大学のアルバート・アイラー」(菊地成孔・大谷能生共著)を一気に読みました。この本を知ったのは毎日新聞の日曜日の書評欄(今調べたら2005/7/17の紙面らしいです)で、確かその評者も「このようなミュージシャン自身による解説本を待っていた」的なことを書いていたと記憶していますが、そのとき自分の頭の中のウィッシュリストにいれていました。先週べつの書籍をネット購入するとき、この本のことを思い出しいっしょに購入したというわけです。読了するのに4時間くらいしかかからなかったのではないでしょうか。

さいわい、ギターを少々触ることからコード(本書で謂うところのバークリーメソッド)の存在自体は既知であったこと、またこの講義でかけた音源のおよそ7割がたをわたしも所有しており(残念ながらフリージャズは一枚もなし)、CDを差し替えながら読むことができました。

もっとも印象的だったのはColtraineの"Giant Steps"での記述で、難しすぎてTommy Flanaganがついていけなかったという逸話です(実際にCDを聴いてよくわかりました)。すさまじいコードチェンジが施されているという知識だけは以前からありましたが、具体的にどうすごいのかがよく理解できました。またメロディー先行ではなく、いままでにないコード進行を目的の第一においてつくった曲だという解説は納得がいきました。(たしか毎日新聞での評者もこの"Giant Steps"の部分をとりあげていたはずです)
一方、Milesの"Kind of Blue"をメインにしたモードはよく理解できませんでした。過去にもモードについての解説には幾度か触れてきて、その度に挑戦してきましたが、いまいち腑に落ちていません。このあたりはやはり楽理の知識がないといけないのでしょう。

JazzだけでなくRock、R&Bまでも言及されており十分楽しめるものでした。従来ライナーノーツなどで使われる「アーシーな」とか「ビビットな」などの形容詞で語られるのとは一線を画す「テクニカル的にどこがすごいのか」という素人がいだく疑問に十分にこたえてくれる書であると思います(本書全体の理解度はわずかだったとしてもです)。今後音楽鑑賞する際の、いままでと異なる新たな視点ができたように思います。
下巻も発刊されるようなので期待しています。
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