I have something to say
わたしが近ごろかんがえていることを徒然なるままに...
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強度偽装:「総研」まで追求及ぶか、政権危機の可能性も
知らないということはおそろしいことです。昨日のエントリーをアップしたあとで国交委で名前の出た「総合経営研究所(総研)内河健」を調べてみると、既にネット上では情報が提供されているのですね、その結果いま世間を賑わせている小嶋社長でさえ「脇役」であり、この総研こそが「主役」なのだという意見に与しはじめています。

参考になったのは以下の各サイトです。

2ちゃんねる
総○経○研★所ってどうだろう
天漢日乗
耐震強度偽造マンション (その50) 耐震強度偽造工法の黒幕は「総合経営研究所」
きっこの日記
本当の黒幕は?

実名は出していないものの、週刊朝日は黒幕のコンサルタントとして「総研」を先行報道したそうです。それが昨日の委員会での質問の端緒となったのであればお手柄だったといってよいでしょう。
この先は、国会なり捜査なりが「総研」は言うまでもないことながら、さらにその先の国会議員や国土交通省の関与まで追求が及ぶかということです。もしいかなかったら、当然圧力がかかって握りつぶされとみなくてはなりません。

疑惑が「総研」のコンサルタントを受けた業者が建てた物件まで波及すると、今以上のパニック状態となり、まさに日本を震撼させる事件・疑獄に発展するかもしれません。こうなると、武部幹事長の「悪者探しに終始すると業界がつぶれる」という偽装発覚当初の発言が非常に意味深に思えてきます。「総研」の影響力を知った上での発言だったのでしょうか。
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耐震偽装国交委:小嶋社長連日のTV慣れでひるむところなし
テレビでしかみたことのない国会の委員会に当の自分が招致されて、そこで答弁しなければならない。テレビでも生中継される。――普通の人であればものすごい緊張を強いられるはずです。かのロッキード事件の証人喚問では「黒幕」「政商」といわれたその道の大物でさえ、からだや声が震えるなど尋常ならざる状況であることがあきらかにみてとれました。

その観点から言うと、今日のヒューザーの小嶋社長のキレっぷりはかれらを上回る大人物の証明なのでしょうか。単に「気が短い」「癇癪持ち」「瞬間湯沸かし器」のたぐいなのだとは思いますが、要は、国会という場をわすれるほど感情のコントロールができなかったということではないでしょうか。

それにしても近来まれに見るハプニングありのドキュメントでした。あの衆人環視のなかであれほどの大音声で恫喝(不規則発言)―何らかの意図をもった計算されたものであれば、本当にただ者ではありませんが―した場面がなんといっても今日のハイライトでしょう。小嶋社長、国会でさえあれなのですから、自社内での叱責やイーホームズを呼びつけたときの剣幕は推して知るべしです。

だれがウソをついているのか。印象ではイーホームズ・藤田氏は真実を語ろうとしているようには見えました。対して、最もだらしなかったのは木村建設社長。だれかから吹き込まれたのか、ロッキードをまねたような「しりません」連発の無責任ぶりはひどいものでした。

まだまだ問題山積であり、この先の展開はどうなるのでしょうか。住民の不安をさらにあおる「ぶっ倒れるときは前向きに倒れる」発言。木村建設・東京支店長のリベート。国交省訪問時の伊藤公介議員同伴理由の食い違い。新たな登場人物、「黒幕?」「木村の指南役?」総合経営研究所・内河健。
そして、まだ登場していない真打ち・姉歯建築士を加えての第二幕は近いうちにあるのでしょうか。
強度偽装:ワイドショー、小嶋社長「ひととなり」取材開始
「ヒューザー」の小嶋進社長ですが、日々明らかになる情報が増えるにつれ、こちらが想像していた悪役イメージに確実に近づきつつあります。

27日のサンデープロジェクトへの出演では、国交省で多くの職員の前で「怒鳴り散らした」こと、事件発覚当初イーホームズを「呼びつけた」ことなど、普通は隠しておきたい高飛車な言動をむしろ誇示するかのように吠えていました。姉歯を激しく「気違い」呼ばわりする一方で、同席の代議士などには「先生」と慇懃な態度で終始しており、ある種の非常にハッキリとした人物像がみてとれました。

また同日深夜(28日未明)のラジオ番組(アングラ、ゴシップ好きの番組)で、小嶋進社長は「銀座好き」で「自家用ジェット」や「リムジン」を所有している、といった私的な面が語られていました。ついでながらこの番組では、阪神淡路大震災当時、ある特定の建築業者の建物が高確率で倒壊していた、ということがまことしやかに囁かれていたということを話していました。

さらに東京新聞webのヒューザー『年末に倒産も』によれば、

小嶋進社長が、国土交通省建築指導課長に「いよいよこのままでは、来月(十二月)の末をめどに倒産を余儀なくされております」として行政側に支援を求める文書を出していたことが、二十七日分かった。

 文書は二十四日付。小嶋社長は二十六日に「要請があれば販売価格の106%の金額で買い戻す」と表明したが、その前に行政側に経営の行き詰まりを示唆していたことになり、買い戻しの根拠が揺らぎ始めた。

とあり、入居者のかたにとっては、とうてい信用することができない人物であり、不安が募る一方ではないかと推測します。

これまでのながれから自分なりの「予想」をまとめてみます。

  • ヒューザー(および木村建設などのゼネコンも?)が不正の親玉であろう

  • たとえ姉歯ではなくとも、かれのような弱い立場にある建築士に圧力をかけれ(脅せ)ば、偽装計算させることは容易だったのでは

  • ヒューザーは検査機関が民間・公的を問わず杜撰なことは知っており、偽装データの「承認」を安心して待っていたのでは。(ある検査機関は「性善説に立っている」と答えていた)

  • ヒューザーは結局倒産するであろう。(原資自体がなく倒産させたほうが結局軽い負担ですむ、が刑事責任は問われるだろう)

  • 倒産した場合の政府の対応が次の焦点

  • 建築業界全体に存在する慣習の暗部やシステムの不備まで捜査が及ぶか


最後に、小嶋社長だれかに似ているなと思っていたのですが、さっきわかりました。ブルース・リーの「燃えよドラゴン」にでていた首領、鏡の間でリーと戦うあの鉄の爪のひとです。
耐震強度偽造:建築業界、耐ウソ強度が低く倒壊しつつあり
いよいよもって、「耐震強度偽造事件」の本来の主役たる(と勝手に思っている)ヒューザーの小嶋進社長の周辺にきな臭さが増してきました。
東京新聞webから抜粋すると

 耐震強度偽造問題を国土交通省が公表する2日前に、元国土庁長官の伊藤公介衆院議員(自民党)が、小嶋進社長とともに同省を訪れ、担当の建築指導課長に引き合わせていたことが26日、分かった。 席上、小嶋社長は公表中止を求めた上で、偽造に関して国の責任を主張したという。伊藤元長官は小嶋社長を「知人」として紹介したことを認め「問題の経緯と今後の対応を話し合うべきだと思った」と説明している。
 小嶋社長は2002年12月と03年12月に、伊藤元長官の政治資金管理団体「東京公友会」にそれぞれ16万円を政治献金。また昨年9月に開かれた同元長官のパーティーの券をヒューザーが計100万円分購入したことも分かった。
 小嶋社長は、イーホームズの藤田東吾社長にも公表しないよう強く求めていたという。

余談ながら、この伊藤さんは予算委員会での自席が質問者のすぐ近くのため、よくテレビに映っている方ですね、たまにヤジなどを飛ばしながら。大臣経験者だったのですね。

あまり印象で人を判断してはいけないのですが、あの小嶋社長にはちょっと胡散臭い、もう少し言うと「ヤクザ入っている」感じがしていました。ですから、この伊藤代議士を仲介にして主張や要求―最大の目的は当然もみ消しでしょうが―をおこなったという報道で、その感をつよくしたところです。いずれにしろ、あのひとの人品骨柄は追々明らかにされてくるでしょう。そして、現在の「善意の第三者」的な立場がくずれ、偽装の大元だとわかればその「叩かれ度合」は相当なものとなるでしょう。

先日、姉歯建築士の、施工業者から鉄筋を減らせと要求された、との証言が報じられていました。今回の事件は、どの業界にも存在するのでしょうが、下流の請負業者の弱さを改めて考えさせるものとなりました。
「もっと減らせ」と言われ従ったのは、この日本で姉歯氏ただひとりだとはとうてい思えません。さらに、実質機能していない検査機関はイーホームズのみではないかもしれません。これが組み合わされれば、ほかにも同様の偽装がある(あった)と考えるのがむしろ自然ではないでしょうか。

連綿と続いた業界の悪い慣習が、「嘘の強度」に耐えきれずついに崩壊しようとしているようにも見えます。
だれに向って言えばよいのかわかりませんが、いま灰色の嫌疑がかかっているひとたちのなかのキーパーソンが自殺したりしないように十分注視しないといけません。
耐震強度偽装:不可思議な検査機関、コンピュータ使ってない?
耐震強度偽装がたいへんなことになっています。ひどいところでは本来必要とされる強度の30%しかないというのですから。運悪く該当してしまった人たちは「倒壊」の不安で眠れない日々の連続だと思います。さらに今後の新しい住まいを得るにしても新たな環境や経済的負担を考えると、人生設計そのものに大きく影響することにもなるでしょう。

この問題はあの建築士の「暴露」によって顕在化したわけですが、この告発ともとれるかれの行動の原動力は何だったのでしょうか。
まず最初に考えられるのは、良心の呵責にたえきれなくなって、ということです。「頼まれて、あるいは結託して偽造し、その見返りに報酬を得ていた」のかもしれませんし、世間になんらかの恨みを持って不特定多数へ害を及ぼしたかった、という単独での犯行も考えられます。

わからないのは、この偽造の構造計算書が検査をパスし、実際の建築業者も不審に思ったかどうかはべつにして、施工をそのまま続行し完成させた点です。まさに二重三重の関所があったのにそれがやすやすと破られているのは非常に不思議です。全員が関与していた、と考えるのがむしろ辻褄があうくらいです。

とくに検査機関は、報道を見聞きしたかぎりでは、あまり巧妙とは思われない「ツギハギ」計算書に簡単にだまされたようにみえます。
大部の書類であれば効率的に処理するために、1ページずつ繰るわけではなく何カ所かの「チェックポイント」だけを検証するのでしょう。よくみれば「強度不足」の根拠となる細かいデータを吟味することはせず、「エラーなし」の記述があればOKを出すような仕組みだったのではないでしょうか。

「国交省認可のプログラムを使ったことを示す認定書が添付されていたから騙された」という報道も聞きました。つまり、見かけ・体裁にだまされた、ということです。非常に低レベルだと言わざるをえません。建築士はパソコンを使って数値を入力し、試行錯誤しながら耐震強度まで達します。その最終データを、なぜ「大量の紙」に印刷したかたちで検査するのでしょうか。

膨大なデータを作るのがコンピュータ(の中で動くプログラム)、そのデータ受け取って整合性をチェックするのもコンピュータ、というのは世間で広汎に行われている、いわば常識です。すなわち、構造計算書のデータをフロッピーやCDなどで検査機関へ渡し、それをチェック用のプログラムにかければよいのです。改めて言うまでもなく、正確に効率的に大量のデータを処理してくれるのがコンピュータです。もし検査が「紙の計算書」を目でチェックしたり、電卓をたたいたりして行われているとすれば、前時代的であり、とても信じがたいことです。このあたりの真相も知りたいところです。
かわいそう:勝手に「家の決まり」変えられる天皇家
「皇室典範に関する有識者会議」は皇位継承順位を性別にかかわらず第一子を優先することで一致したようです。
まえまえから疑問だったのは、継承順位は論じられても即位の条件、すなわち、その方の適正や資質を問うことはないのだろうか、ということでした。

現行では男子に限られているとはいえ、その優先度は

  1. 皇長子(長男)
  2. 皇長孫(長男の長男)
  3. 以下、省略

といったように長子(長男)を優先した点では根本的にかわりません。その方が、病弱であろうが、アホであろうが「即位」してしまうことに変化はない、ということです(現行憲法に詳しくないが仮に言い切っておく)。

歴史をさかのぼれば、大名は自分の長男でさえ暗愚であれば当然のように跡継ぎの候補から除外したのです。権勢家・有力者であればあるほど家を安泰に保ち、より強力にするためにそうするのがごくあたりまえのことでした。また、なかには兄弟同士で跡目をめぐって家中の抗争に発展することも珍しいことではありませんでした。天皇家もそうした歴史を持ちながら現在に至った「家」なのです。

戦後、権力を「剥奪」されて60年が経過しました。そしてテレビで見る皇族の方々はみな上品で、いつもニコニコしていて、現代の「お公家様」そのものです。権力に執着しているようには露ほども感じられません。
しかし、いまいらっしゃる方達とは「別種」の方が、強引な方法でもなんでもなく憲法に則って即位した場合、懸念すべきケースがあり得るのではないですか。たとえば虚弱・暗愚・過激・復権などのキーワードで表せるような資質の方です。

当然有識者会議ではそのような「リスク」についても話し合っているとは思うのです。しかし、提出する報告書には「第一子がその任にたえない場合は第二子が継承する」とは書けても、「任にたえないとは、精神的肉体的な欠陥で...」とは畏れ多くてなかなか書けるものではないと想像します。
(現行憲法ではどうなんでしょう。アホな方を回避する文言は加えられているのでしょうか。そうならばそれを踏襲するだけでよいのですが)

われわれ庶民からすれば、「なんと因果な家に生まれたことか」とただただ詠嘆するだけです。
ここで提案したいのは、有識者だけではなく当事者である皇族側からの意見や考えも聞くべきではないか、ということです。そうすれば天皇家が微妙な部分にも能動的に踏み込んでくれるかもしれませんし、なによりも「自分の家のこと」なのですから。
「紅白歌合戦」ことしで終わりにしませんか
女が赤組・男が白組に分かれて、歌で勝敗を競い合う。たしかに優勝旗なるものは存在するし、「昨年までは□勝△敗で○組がリード」などと勝負事としての興趣を煽ってはいるが、本当は勝敗などたいして―いや、まったく―意味のないことだということは演るほうも観るほうも承知の上で毎年おこなわれている。相も変わらず大時代な番組名そのままで。それが「紅白歌合戦」なのです。

重要な役割を果たしたときも確かにあったのです。でもそのときは、一家の団欒があった。数時間後に年が明けるという何ともいえぬワクワク感があった。その年を代表する、みんなが知ってるヒット曲があった。スターがいた。そして日本は先進国といわれるようになったとはいえ、まだ貧しさがすぐ身近なところにごく普通にあった。そんな時代には必要な番組でした。

しかしいまは、その要素がことごとく消えたか、ほとんどみられなくなっています。もう紅白は時代錯誤も甚だしい無用の長物と化しているに、知ってか知らずか、NHKは汲々としてその存続にこだわっているように見えます。あたかも末期患者に延命治療を施しているかのようです。
今年の司会はみのもんたの起用だそうです。また「スキウタ」と称したアンケートも展開しているようです。必死さが痛々しいほどに感じられます。

紅白が撤退ということになった場合、世間ではそれほど抵抗感がないのではないでしょうか。近年の内容をみれば、若者は前半だけみればよいし(そもそもこの年齢層は紅白をみているのか)、ある年齢以上の層は「往年の紅白」を懐かしんで惰性でみているだけか、もはや離れていると思われるからです。それが40%を切るという視聴率に如実に表れています。

もう戦後60年です。いろんなことが様変わりしました。この小泉政権の数年だけをみても、好むと好まざるにかかわらず劇的な変化が続いたではありませんか。支持されている良質なもの(伝統といってよいか)を無理矢理変える必要はありませんが、それさえ「紅白」は失いつつあるのではないですか。衣装対決だ、ギター侍だ、マツケンだと、もはや本来の歌の質にこだわることより、大衆に迎合(「スキウタ」もその一環)することに重きを置くようになって久しいのではないでしょうか。もはや民放と同様に視聴率争いに堕してしまったといわざるを得ません。

もう明らかに旬は過ぎているのです。役目を終えたのです。代わりに、たとえば一年を振り返る大型ドキュメント企画などNHKならではの番組があるはずです。歌もバラエティも格闘技もみたくない、硬派な番組がみたいという需要も十分にあるはずです。
NHKは今年を最後に紅白の歴史に「幕を下ろす」勇断を決していただきたい。毎年あれやこれやでいじくるはもうやめて、われわれに「あの頃はよかった」という楽しかった思い出を残してください。
NHKにかつての「土曜ドラマ」のような作品作ってほしい
つい最近も職員の放火事件が発覚したり、紀宮さま結婚式当日の自粛要請を無視してヘリコプターを飛ばすなど、不祥事の連鎖をなかなか断ち切れないでいるのがNHKです。組織としてもそれに属する人間もあまりにぬるま湯体質につかりすぎたため、脱却しなくてはと思っても体にしみ込んだ悪癖からなかなか抜け出せない。その蓄積した膿が結果としていま集中的に表れているのではないかと感じています。巨大組織が倒れるときのパターンです。

しかし、腐っても鯛。そのコンテンツ、とくにニュース(報道)、ドキュメンタリーは質量ともに民放を大きく引き離しています。近い将来、この組織が解体されることがあるとしてもそれは仕方の無いことだと思いますが、新たな組織は過去の資産(アーカイブ)と番組のクオリテイーは必ず引き継いでいかなくてはなりません。

NHKのドキュメンタリーには満足しております。「NHKスペシャル」を筆頭に「にんげんドキュメント」、アーカイブを使った「特選アーカイブ」「新日本紀行ふたたび」、海外制作の「BSドキュメンタリー」など充実しています。

それに引き換え、ドラマ制作には失望しています。いま、軽いホームドラマやコメディーものを除いて重厚な作りをしているのは「金曜時代劇」の諸作品くらいではないでしょうか。
[NHKにかつての「土曜ドラマ」のような作品作ってほしい]の続きを読む
黒田さんの母上が全然報じられないのはなぜか
紀宮さまの結婚式から一夜明けた今日も、ワイドショー関係は披露宴への出席者を呼んで話を聞いたり、引出物の現物を披露したりしているようです。また、今日から紙面上やアナウンサーによる呼称が「清子(さやこ)さん」に改められています。

昨日来、ずっとウォッチし続けたわけではないのですが、報道のフォーカスは主に天皇家に当たっていて、対照的に式当日の黒田さんの母上の映像は見ていませんし、(親族のを含めて)コメントにもまったく接していません(今朝のある全国紙ではまったく触れられていません)。唯一聞いたのは、披露宴第二部のレセプションが終ったあと母上も出席者を見送ったというテレビでの報告だけです。昨年の婚約成立後に母上の姿をみたかどうかもはっきりしませんが、とにかく顔かたちの記憶はありません。これはわたしがたまたま見逃しただけなのでしょうか。
式当日に限らず全般的にいえることですが、一方の親である両陛下の報道量に対して、もう一方の母親および亡き父親―「片親」というメディアからすると感情に訴えやすい格好のネタなのに―については無きに等しかったように思われます。

もし、実際に写真・映像・コメントを新聞やテレビが「積極的に」報じていないとすれば、各社横一線で自主規制を敷いたと見て間違いないでしょう。
母上に限らず親族へも取材を控え(させられ)たとすれば、かれらはあくまでも一般人であり、顔を知られることでいわゆる「有名税」を課せられることのないようにということなのでしょうか。あるいはまた、いたずらや脅迫、果ては誘拐などに巻き込まれて、間接的に黒田慶樹・清子夫妻への生活に支障を来すことのないようにという「危機管理」も含んでいるのかもしれません。
(しかし、皇太子妃、秋篠宮妃の実家の家族は結婚前後とも普通に顔を見せていました。母上自身か黒田一族側からの希望だったのでしょうか。違いは、今回は皇族が「外に出た」点なのですが。)

いずれにしても、この疑問は周知のことなのかもしれません。マスコミも理由のはっきりしない一方的・強権的な要請で自粛することはないと信じたいのですが、このあたりの真相は週刊誌・スポーツ紙をむしろ頼りにしたいところです。が、その当事者が自主規制の一員であれば少し時間がかかるかもしれません。
もしかすると自主規制を敷いた事実さえ明らかにされないこともありえます。というのは、事件にかかわる規制であれば、解決後読者・視聴者に対して理由を開示する「義務」に近いものがあるわけですが、今回のケースは事件ではありませんし、大げさに言えば「元皇族への高度の安全配慮」の観点からウラはあきらかにしない、とも考えられるからです。

以上はあくまでも、自主規制を敷いていたと仮定しての想像です。
最後に、杞憂だとは思いますが、黒田夫妻に対しては、やれ初めてのスーパーへの買物だ、やれ自分でハンドルを握ってのドライブだ、ということでまさか追っかけたりはしないでしょうね。これこそ自主規制を敷いて自粛してもらいたいと思います。
新型インフルエンザ:すこし「煽る」くらいでないと皆が気づきません
今朝6時39分に地震がありました。震度そのものは3とそれほど大きなものではなかったのですが、津波注意報が出されました。
幸い被害はなかったようですが、テレビ各局は肝を冷やしたことでしょう。なんせ紀宮さまが皇居を離れる―絶対に落としてはならない―場面が数時間後に迫っていたのですから。昨年の新潟地震のように被害が甚大な場合以外は民放はNHKに「おまかせ」して、紀宮さまを中継したであろうことは目に見えていますが、NHKは被害状況によっては続報する必要があり、最悪1日中地震中継で「佳き日」が吹っ飛んだ可能性もあったわけです。
このタイミングの悪さにNHKを筆頭に報道関係者にとっては薄氷を踏む思いだったに違いありません。

ところで、そんなことより今もっと注目しなくてならないことがほかにあるのです。オーバーに言えば、国内の財政再建よりも、フランスの暴動よりも、ヨルダンのテロよりも最優先で扱われるべき課題です。

それは新型インフルエンザの脅威です。わたしも、連日紙面を賑わしているわりには斜め読みしていたこともあり、どうも実感がともなわなずに過ごしていました。
他の方にも当てはまるかもしれませんが、それはどうも次のようにしか認識していないことがあげられます。

  • ここ数年インフルエンザは鳥も人も寒くなれば流行しているではないか。もう年中行事みたいなものだよ。運悪く自分が罹ったときも病院にいって数日寝ていれば治ったよ。

  • 鳥インフルエンザが人へ感染しているのは東南アジアや中国など衛生状態の悪いところだけだろう。日本は大丈夫。

  • たとえ日本に渡ってきても、主たる被害者は養鶏業者だろう。われわれにとっての影響は鶏肉や卵が高騰することか。すこし我慢しますよ。


しかし昨日来じっくり記事を読んで、そのおそろしさにやっと気づかされたところです。現在みられる「鳥から人」の感染が「人から人」へ「進化」した場合、未知の型であるだけに誰も免疫をもっていないため重症化します。20世紀初めに数千万人もの死者を出したスペイン風邪も当時の「新型」だったのです。くわえて、効果があるとされている抗ウイルス薬「タミフル」の副作用もいま問題になっています。

国としては「タミフル」の確保に努めているそうですが、世界的な需要があるものですから―現在1社のみの製造だが、他国でのライセンス製造も検討されているらしい―我が国の備蓄のみを優先した買い占めなどの「暴挙」は許されないことです。
14日、政府は「発生状況に応じて渡航自粛要請や学校の休校、大規模集会の自粛勧告」などの行動計画を出し、国内の患者数(最悪2500万人)の予想も発表しました。この発表自体が異例のものであることを危機感を持って受け取らなければなりません。

数日前までのわたしのように、本質を理解していない人がまだ多くいると思います。まだまだ啓蒙が足りません。流行し始めてからでは遅い、すでにいま緊急事態なのだという意識をはやく多くの人が持つべきです。
そして、薄っぺらな平和主義からではなく、いまこそが全世界が一体となって叡智を結集すべきときです。
愛子さま幼稚園合格:「不合格」の可能性もあったの?
東京新聞webで"愛子さまが幼稚園合格"という記事を読みました。以下に全文を掲載します。

宮内庁は13日、皇太子ご夫妻の長女愛子さま(3つ)が、皇太子さまも通園していた東京都豊島区の学習院幼稚園に合格されたと発表した。同庁東宮職によると、愛子さまは12月に4歳。来春の入園をとても楽しみにしているという。
 愛子さまは8日、募集要項に従い、雅子さまと同幼稚園を訪れ、一般の子どもと同じように受験。この日が合格発表だった。
 愛子さまは、4月から通っている東京都渋谷区の児童施設「こどもの城」や住まいの東宮御所で、同世代の子どもと一緒に歌を歌ったり体操や粘土遊びをして、幼稚園入園に備えていた。
 現在の学習院幼稚園は1963年の設立で、秋篠宮さまや15日に結婚する紀宮さまも通った。

殊更に「合格された」という必要があるのでしょうか。ならば現実に「不合格」になることはありえるのですかと問いたい。また「一般の子どもと同じように受験」という弁解じみたというか擁護するような書き方をしています。あたかも「庶民と分け隔てすることなく選抜試験を経ている」ことを強調するがごとくです。メディアが宮内庁の表現をそのまま引用したのか、自主的に「おもねった」書き方をしたのかわかりませんが、「伝統的に皇室の子女は学習院に入園することになっている」とだけ伝えればいいのではないですか。われわれもそういう流れにあることは承知していますし、たとえ試験を受けず特別枠のようなかたちで入園したとしても「不正だ」などと文句をつけるものなどほとんどいないでしょう。
今回のように予防線を張ったような発表もしくは表現のほうがかえって違和感を感じます。

ところで、皇室の子女も大学までエスカレータ式の学習院一本にこだわらずとも、自主的に東京大学などを本当の意味で「一般の子どもと同じように受験」してみてはいかがでしょうか(学費の安い国公立をぜひ受験してほしいものです)。失敗して浪人するもよし、べつに東大でなくとも、世に言う二流・三流大学を選択されてもそれはそれで庶民にとっては皇室がより身近に感じられることになると思いますが。
火葬場心中した老夫婦:なにか崇高なものを感じる
「立つ鳥跡を濁さず」。本来このようなときにこの慣用句を使うのは間違っているのかもしれません。しかし、偽らざる読後の第一印象でした。というのは"福井で老夫婦が火葬場心中"(東京新聞web)のことです。自分で自分を火葬にする、それも使っていないとはいえ型通り火葬場で。この一報をテレビで知ったときにその荒唐無稽さに苦笑したほどです。後日、心中に間違いないとの続報にもにわかに信じることができませんでした。不運にも闇の世界にかかわってしまい「消された」のだ、そのうち真相が明らかにされるに違いない、根拠も無くそう思っていました。

記事には以下のことがらが書かれています。

  • 心中当日の行動がメモされていた(「午後八時、妻とともに家を出る」など)
  • 親類の家や夫婦の思い出の場所を通って元火葬場へ向かったようだ
  • だれかに発見してもらえるよう車は大音量でクラシック音楽を流しっぱなしだった(引用者註:葬送の意味もあったのでは)
  • 不動産を市に寄付する遺言書を心中前日に郵送していた(遺言書は1年前に作成)
  • 預金が世話になった人たちに渡るよう処分を依頼していた

看病に疲れてもいたでしょう、この先自分の体力が落ちることも心配だったでしょう。しかし、刹那的・発作的な心中ではなかったことは確かのようです。上の行動をみても気持ちの乱れはないように思われます。
実行までの計画の綿密さや心配りの細やかさは、主人の几帳面な性格に起因するものであろうと報じられています。わたしは、この方の一連の行動から武士の精神に近いものを感じます。この方は「殉死」したのではないでしょうか、妻とそして自分たちの楽しかった思い出に殉じたのではないでしょうか。わたしには、いまもこのような行動をとる方がいることがおどろきでした。

この「身辺を整理したのち、なるべく回りに迷惑をかけずに去る」最期をうらやましく思うひとはおおいのではないでしょうか。かくいうわたしもそうです。ですが、突発的ではなく、すずやかに自死・心中を迎える心境にはとても到達できないでしょう。せめて、ある年になったら年に一度は遺言状をしたためたり、徐々に身の回りを整理していきたいとは思っています(「ある年になったら」「徐々に」といっている時点ですでに先送りの気持ちが見えているのが情けないです)。

おとうさん―「おじいさん」ではなく、こう呼びかけたい気持ちなのです―、ひとつだけ「跡を濁」しましたよ。あまり突飛すぎて世間のひとびとはとてもショックを受けました。でもほぼ真実が明らかになった今、そんなことはたいしたことではありません。
お二人のご冥福をお祈りします。
3歳息子を運転室へ:東武鉄道運転士解雇は会社の「暴走」だ
昨夜、以下のニュースを知り、処分が厳しすぎるのではないかと感じました。
その事件(正確には事件でも事故でもないのですが)とは産経webによると"3歳の息子連れ乗務 東武鉄道運転士を解雇へ"というもので、経緯を抜粋すると

運転士の妻と長男、長女の三人は一日午前、運転士の勤務終了後に一緒に買い物に出かけようと、運転士が運転する東武野田線普通電車に春日部駅から先頭車両に乗車。長男が「パパ、パパ」とドアをたたくため、運転士は南桜井駅で列車の待ち合わせをしていた際にドアを開けてしかったが、長男は約二キロ離れた隣の川間駅までそのまま運転室に座り込んだという。

というものです。乗客の通報で「発覚」したようです。また他紙によると子供を乗せていたのは4分間だったそうです。

この父親が積極的に「どうだ、パパの運転席にきてみるか」と誘いかけたのではなく、あくまでも想像ですが、がんぜない子供を落ち着かせる目的で入れたのではないでしょうか。ですが母親もそばにいたのですから、たとえ子供が泣きわめこうとも言いくるめて我慢させていれば、このあとこの家族は何事もなく楽しい買物に興じることができたのです。そのときの詳しい状況は到底知り得ないながら、母親の責任が最も大きいように感じます。いずれにしてもこの父母に責任があることに間違いはないのですが、それにしても一発レッドカードの懲戒解雇というほどの違反でしょうか。(よく会社の不祥事で「役員、10分の1減給1ヶ月」などの大甘の処分を聞くことがありますが、それとはまったく逆の対応だと思います)

事故は起こしていませんが、子供に気を取られ事故につながる可能性はあったかもしれません。しかし現実に危険度が高いといえる状況だったでしょうか。
3月同社(東武)伊勢崎線竹ノ塚駅の踏切事故、4月の尼崎JR脱線事故など鉄道に対する信頼感が薄れている昨今、今回「甘い」処分を下せば、また非難の声がわき起こるのではないか、3歳であろうが大人であろうが運転室に入れたのにかわりはないのだから内規に照らして「最も重い」処分にしよう、そういう会社側の過剰反応の結果ではないかと思っています。ある意味でスケープゴートになったのだと。

案の定というべきか、同情や抗議の声があがっているようです(読売ONLINE"運転室に息子入れクビ…「厳しい」と抗議430件")。ですが「子どもが成長して自分のために父親が職を失ったと知ればショックを受けるから」という、子供の気持ちを忖度した意見は問題の本質を外していると思います。
運良く解雇という処分が撤回されればよいのですが、かなわなかった場合(かなったときも?)べつの懸念が頭をよぎります。ハイエナのようなワイドショー・週刊誌が周辺をうろつくのではないか、というのは考え過ぎでしょうか。
「芸なしタレント」はタレント面するな:追悼本田美奈子
本田美奈子さんが38歳という若さで亡くなったそうです。ミュージカルなど主に舞台で活躍していることはわたしも以前耳にしたことはありました。
われわれはテレビでよく見かける芸能人を「売れている」「一流」とみてしまいがちです。逆に、久しく見かけなかったかつて一世を風靡した歌手・タレントが「あの人は今」のような企画に出演しているのを見ると、懐かしさも湧くでしょうが、同時に「一線を引いた落ち目のひと」として同情の目で見ていないでしょうか。芸能人に限らず政治家についても、テレビでの露出度を実力のバロメータとしてとらえてしまいます。

本田さんの場合、確かにテレビへの出演頻度は減ったでしょうが、わたしの感覚では、かつてのアイドルが「落ちぶれた」という印象はありませんでした。実際、活躍の場を舞台に移しただけで第一線にいたのだと思います。
本田さんは同世代のいわゆる「アイドル」のなかでも、歌唱力では傑出していたのではないでしょうか(南野陽子さんが「私を筆頭に歌が下手で努力していない人がたくさんいるのに何で」とコメントしていたそうです)。
わたしは彼女の詳しい活動内容はわかりませんが、ちょっと見聞きしたところによると、アイドル時代からチャラチャラするタイプとは一線を画していたのでしょう、この早いお別れは芸能界以外も含めて関わりのあったひとたちから本当に惜しまれているようです。

反面どうでしょうか、芸能人同士が遊んだり、シロウトをイジったりして成立する番組のなんと多いことでしょうか。かれらはテレビに出ている、それだけで、世間からは「売れっ子」として認識されているのです。仲間内でふざけているだけでギャラがはいってくる、そんなタレントともいえないヤカラ―前述の南野さんの言葉を借りれば「芸がとりわけなくて努力もしてもいない人」―を使っているプロダクションやテレビ局の周辺にはおおきな責任があるはずですが、「バカ番組」離れしようとする局はまったくみられません。

需要があるから供給しているというのも正しいでしょう。あの種の番組を好んで見る人たちが、9月の総選挙で小泉パフォーマンスに乗って普段は行かない投票に行って自民党に入れた、それもほとんど考えることもなくノリだけで。乱暴にそう括ってもよいのではないでしょうか。

「talent」は本来才能のある人を意味するのです。「一億総白痴化」は大宅壮一の予言通りになり、いまも右肩上がりで進行中です。その一翼を担っているのが「才能のない」似非タレントとそれを重宝しているテレビ局です。
「使い捨て」ではないカイロを使ってみることにした
DIME誌No.22(2005.11.17号)に「携帯カイロ」が掲載されていたのですが、なぜか触発されてしまい、物欲がわき上がってきました。
いまやカイロといえばホッカイロをはじめとした「使い捨て」が主流になっていますが、それさえも年に数回使うか使わないかという程度で、とくにわたしのなかで寒さ対策の需要があったわけではないのです。

しかし、外観上の金属の輝きやフォルムの美しさ、加えて、使い捨てと違って廃棄物が出ない、25ccのベンジンで24時間使用可能といった性能などに惹かれ購入に踏み切りました。
掲載された商品のなかにはZippo製もありロゴの誘惑は大きかったのですが、価格を最優先にハクキン製にしました(世間一般では白金懐炉とかいてハッキンカイロとよみますが、この老舗の会社名および商品名ではハクキンです)。

さてカイロなどいままで目もくれずに過ごしてきたわけですから、まず情報収集です。ハクキンのホームページで商品のラインアップや使い方の基本をまず習得。ここでは定価の一割引でネット販売もしています。

つぎはユーザの体験談はないだろうか、ということで検索してみると、なんとすごいサイトがありました。ハクキンカイロ非公式ファンサイトです。パイ自体は小さいがマニアックな情報を交換し合うサイトをたまに見かけますが、ここもそれに該当するところでした。こういうサイトに巡り会うと、自分のもっている情報を惜しみなく提供し、また各方面から寄せられる情報を整理しながら、ときには果敢に実験にも取り組みその結果を報告する、そういう献身的な運営者の姿勢とエネルギーにはほんとうにあたまが下がります。
おかげで超初心者のわたしでも数時間のレクチャ(閲覧)で基本からTipsまでかなりの情報を得ることができました。どうもありがとうございました。

そして数日後、いよいよ地元のホームセンターでハクキンカイロR3、ベンジン、そしてファンサイトで薦めていたカイロベルト(使い捨て用として売っているもの)をいっしょに購入しました。
今最初の「24時間燃焼試験」をしているところです。きょうわたしの住むところは冷えていますので、実験には最適の条件です。あたたかさが使い捨て以上なのはすぐに実感できました(発熱量が使い捨ての13倍らしい)。これが25ccで24時間持続するとなると相当のコストパフォーマンスだと言わざるを得ません。

ただ、手軽さでは到底使い捨てには及びませんし、ベンジンの扱いや点火には十分気をつけないといけません。それをふまえて使えば、この冬はこのカイロ(プラスさらなる厚着)で多少でも主たる暖房機器の省エネにつながるかもしれない、そんな淡い打算をいだかせる小さなヤツです。
Amazing! NHKスペシャル「サイボーグ技術」
5日に放送されたNHKスペシャル「立花隆 最前線報告サイボーグ技術が人類を変える」を驚きと、最後には若干の薄ら寒さを感じながら見ました。
事故で腕を失ったり聴覚や視覚に障害があるひとに対し、それぞれ機器を介して機能を補っている例などが紹介されました。それらはリモコンとかスイッチで動かすロボットはなく、また音を拡大する補聴器などとはまったく違うものです。

  • 人工腕は動かそうとする脳の指令が神経を通してアウトプットである人工腕に伝わり、機械が忠実に動作を再現する。また人工腕につけられたセンサー(インプットの役割)により自分で掴んでいる強さや物の感触が逆の経路で脳に伝えられる。
  • 耳(内耳)や目の代わりになる機器がインプットとなり、拾った信号を直接、脳の該当の機能を司る部分へとどけている。人工内耳から脳に届いている情報は、ホンモノの耳から届く場合に比べわずかな量なのだが、脳のほうが「進化」して十分に認識している。
  • 上記までと異なり、脳そのものの障害の例。脳の特定部分へ微弱電流を流し続けることで、手足の震えを伴うアルツハイマー病を克服(実際は根治ではなく抑制)している。

以上は、医療にむすびついた事例で人類にとっては福音と呼べるものなのですが、番組のクライマックスで軍事という究極の利用を目的にしたアメリカのレポートがありました。

マウス(ネズミ)の脳とコンピュータが直接つながれ、そのコンピュータはなんらかの機器・道具にもつながっています。マウスの脳の指令(信号)がコンピュータを介して意味を解読され、それをもとに道具を動かす、というものです。マウスを人間、道具を兵器に置き換えるのが最終的な目的なのはいわずもがなでしょう。
具体的にどういう状況下での使用を想定するのかまでは言及されていませんでしたが、生身の人間を戦場に送る必要がないようにすることがまず想像されます。
クローンの場合ように「倫理性」が議論されるのは間違いないでしょうが、アメリカのことです、すでに巨費が投じられていますし必ず実現させるでしょう。

最近のNHKスペシャル、あるいは科学番組のなかでも傑出した内容でした。
NHKスペシャルのホームページには、立花隆氏が教える東京大学の講座のホームページSCIへのリンクが張られており、そこに今回の番組に関連した詳しい情報が載っています。今後NHKではフォローアップ番組の作成予定もあるそうです。
今回見逃したかたは再放送をご覧になることを是非おすすめします。
11月8日(火)午前0:15~1:29(7日(月)深夜)
ショートトラックは五輪競技にふさわしいですか
季節がらウィンタースポーツをテレビや新聞で目にする機会が増えてきました。来年はオリンピック年ということもあり、その代表候補に関する報道(とくに最近はフィギア、スピード両スケート競技)も増えてきたようです。

ところで、冬期オリンピックでここ数大会前から新たに加えられた競技がいくつかあります。ショートトラック、スノーボード、モーグルですが、これらをわたしはオリンピック種目としては否定的にとらえてきました。X(エックス)ゲームのようなエンターテイメント色の濃いイベントこそがふさわしいのではないでしょうか。

ショートトラック
接触での巻き込み転倒によって後続の選手が「漁夫の利」を得る場面が定番化しています。陸上のトラック競技で接触・転倒が頻発していたら大問題になるはずです。ですがショートトラックではそれがウリのひとつになっています。これがOKならば(夏季に)ローラーゲームはどうですか。
スノーボード
第一にあのファッションはなんですか。ふつうは空気抵抗や動きやすさなどを考慮した素材・デザインになっていて、機能的に競技を有利に進めるものが求められています(われわれはそれを「ユニフォーム」と呼びます)。ところがどうですか、スノボの「衣装」はファッションそのものが目的であり、あれを「ユニフォーム」と呼ぶひとはいないでしょう。(ところで、いまもXゲームにスノボありますよね。競技内容は違うかもしれませんが)。
モーグル
この競技はアルペンスキーの部類に属しているのでしょうか。そうならばタイム一本で競うべきでしょう。なぜ宙返りなどをさせて「採点」しなければならないのでしょう(ダウンヒルをジャンプの飛距離・姿勢によって採点したらおかしいのと同じ)。

商業化によって、テレビで「見映え」のよい競技が必要になったという事情もわからなくはありません。しかし、そのためオリンピックの質が低下してしまったという感は否めません。
また、競技のオリジナリティーおよび文化が失われるという側面もおぼえておくべきです。
たとえば柔道。本来、柔道は時間無制限で白黒がつくまでおこなわれたはずです。しかし国際化にともなうポイント制、テレビ中継のための時間制限などルール改正がなされました。

わたしもオリンピックを毎回楽しみにしていたほうですが、運営の本質をいろいろ知るにつれ、手放しで絶賛できないようになってきました。
最後にもう一度、オリンピックとXゲームの棲み分けは間違わないようにしましょう。
まゆつばなり、宗男氏の質問主意書「連発」
9月の総選挙で「復活当選」した鈴木宗男氏が外務省へ質問主意書を連発しているらしいです。読売新聞によれば「外務省公館のワイン代、5年間で1600万円」の情報も引き出したようです。

しかし、これら宗男氏の一連の動きにはなにか釈然としないものがあります。通常であれば公の不正や無駄を糾弾する姿―それもたったひとりで―には拍手を送り応援したくなるものです。
ですがそうならないのは、かつて氏が「そっち側」である権力のただ中にいて、官僚らを手足のように使っていたからです。ところが失脚後再選されはしましたが、もはや昔日の権力は行使できないとなると今度は一転、自分たちがむさぼっていた特権をあげつらい攻撃しているのです。かつて自分が闊歩していた「庭」ですから、他の議員では到底知り得ないネタが満載でしょう(だからこそ「連発」できるのです)。

そのネタをもとに正義ヅラをして追求していますが、要は寝返っての脅迫です。外務省は「ムネオマニュアル」なるものを密かに作成したそうですが、まだ省内にシンパがいるのでしょうか、その存在があきらかになり、新たな攻撃材料を提供する結果となってしまいました。

自分がかつて権力の中枢にいたときに知り得たそれらの悪事を、他の議員なりマスコミに―匿名であればさらに潔いですが―提供(リーク)し自分に代わって追求してもらう、そういう図式であればまだ見所があるのです。
ところがそれほどの「大人(たいじん)」ではなかったようです。橋本派どころか自民党というおおきな後ろ盾がなくなり、このさきどうやって存在感を示していくか。その答えがかれのパフォーマンスなのではないでしょうか。連発する質問がほぼ「内部告発」に近いものであればマスコミは注目し続けざるを得ないでしょう。

氏の行動を「改心した証拠」と好意的に捉える人もいるでしょう。ならば前述したように前面には出ずにやってほしいのです。
氏の真意がどうであれ、結果的に闇の部分が炙り出されることは国民にとって歓迎すべきことです。ここで、とくにマスコミに喚起したいのは「宗男氏の質問による功績」という面を過度に出すことなく、あくまでも明らかになった事実が「主役」でありそれを糾していくことが重要なのだということです。
北から帰国した「亡命者」、事件の根は深いようだ
北朝鮮に「亡命」していた女性が2年3か月ぶりに帰国したということで盛んに報道されています。この女性は以前からたびたびワイドショーなどで取り上げられてきたようですが、私は大した関心も持たず聞き流してきました。なにか「おかしな行動をしているひと」程度の認識でした。昨晩のテレビでも帰国後の記者会見を見ましたが、そのときも単なる「お騒がせ屋、目立ちがり屋のたぐいか」と思っていましたし、その時点でテレビは「背景」にはいっさい触れていませんでした。

ところが同夜のTBSラジオ「アクセス」を聞いていると、日刊ゲンダイの二木氏が「背景」にあるものを解説してくれたのです。
それはこういうことでした。

彼女北川和美は元オウム信者で、脱会後公安調査庁(警察の公安とは別組織)のスパイとしてオウムに再度潜り込んだ。この公安調査庁は破防法に該当する団体を監視・捜査する組織で、オウムのほかに朝鮮総連もその対象になっている。その後北川は公安調査庁の捜査員と深い仲になり「手当て」をもらうようになった。そのカネの出所は公金ではないかとの疑いが出ている。北川が北朝鮮へ「亡命」したのは、決してイデオロギー的なものではなく、この男女関係から逃れることが目的であったらしい。北は彼女を高級ホテルに滞在させて優遇したが、実際は前述した朝鮮総連への公安調査庁の監視体制などを聞き取ったのではないか。彼女をいま帰国させたのは、彼女からはすでに公安調査庁に関する「事情聴取」が済んでいること、また日本・EUが国連で「北朝鮮の人権問題を非難する決議案」を提出しようとしていること、さらにいま進行中の日朝協議を有利に展開したいとの政治的な思惑からであろう、と。

今朝の一般紙は総じて「事情があって、日本にいられないと思った」と報じるのみでその「事情」については触れていませんが、毎日新聞webの続報"北朝鮮入国女性:朝鮮通信が「亡命目的の日本人送還」"では「'00年春ごろから日本の公安当局者らにスパイ活動を強要され、当局からの重なる迫害を避けるために北朝鮮に行くことになった」と少し突っ込んで報じています(「迫害」というぼかした表現を使っていますが)。

ネットを少し調べてみましたが"北川和美さんの北朝鮮滞在費は公安調査庁が調査活動費から工面せよ"が詳しいようです。日本政府としては公安調査庁のスキャンダルを隠蔽したいし、逆に北はその弱みにつけこみたい。北川は両者に翻弄された被害者にみえますが、「かわったひと」のようなのでワイドショーでも100%弱者としての扱いではなさそうです('04年イラク人質事件の3人へ「自己責任」を問うたときの空気に近いか)。彼女が帰国した以上、スキャンダルへの飛び火は免れえず、つぎは公安調査庁に捜査の手が入るかという段階に移っていくでしょう。(なお同サイトではテレビでおなじみの重村智計教授と公安調査庁との関係についても触れられていて、彼のコメントも結局は御用学者としての発言なのかという疑問を抱かされます)
日朝協議、よい知らせをねがう
日本と北朝鮮の対話が再開されます。日本側としては当然拉致問題を最優先の課題として会議に臨むでしょう。しかし、北朝鮮側はいまのところ「解決済み」との態度を崩していないようです。

思えば1年前、横田めぐみさんの遺骨がDNA鑑定によって偽物と判定されたあと、日本では経済制裁の機運が一気に高まり、政府もいよいよ乗り出すかにみえました。しかし、ネイチャー誌によってその鑑定の正当性に疑問が投げかけられると、この件に関してはなぜか両国ともに非難の応酬がそれほどないままうやむやに終ってしまった、という印象があります。北のイチャモンはあっさりしていました。普通ならばこれ幸いと「口撃」できる格好のネタなのにです。あたかも双方で「うまく話をつけた」かのように立ち消えになりました。

それ以来の話し合いですので、成り行きが注目されるところです。
2002年に帰国した方たちや元北朝鮮工作員の証言から総合すると、横田めぐみさんや田口八重子さんは特殊な任務についていた可能性が高いということです。
とくに田口さんの場合、大韓航空機爆破事件の犯人・金賢姫に直結していますし、事件への関与そのものを否定している北にすれば、田口さんはまさにアキレス腱です。

このような機密に関与しているといわれる日本人をおいそれと返せないのは、北の立場に立てば至極当然のことでしょう。日本に帰国すれば、いくら洗脳されているとはいえ、いずれ真実が日本そして全世界中に明らかになるのは時間の問題なのですから。
したがって、この機密を知る拉致被害者はいまでは北にとって厄介な存在と化している可能性があります。
「日本にだけは本当のことを話すから、他の国々には内緒でお願いします」というのは到底無理なことですから、正直に行動するということは全世界に対する無条件降伏に匹敵するのではないでしょうか。金正日は結果としての現体制の崩壊と我が身の処遇がおそろしくてしようがないのではないでしょうか。
だからこそ、「かれらはすでに死んだ」ことにして押し通すのでしょう。世間で懸念するように、小泉首相の最初の訪朝以後、生存していた方を「抹殺」して無理矢理「うそ」に合致させた可能性もあります。

素人でもこの程度の想像は可能なのです。解決の糸口が数日間の話し合いでみつかるのは相当難しいことに思われます。外交のプロたちはどういう腹案をもって臨むのでしょうか。例えば日朝間のなんらかの密約によって、日本国民に知られることなく煙に巻いて(拉致問題を忘れさせて)終らせるという「高度の外交」などはありうるのでしょうか。

拉致被害者およびそのご家族にはたいへん失礼なことながら、金正日の立場に立つと、拉致者被害を抹殺して「死人に口無し」にするのがいちばん都合がいいのではないでしょうか。
不幸にして最悪そういう結果になったとしても、その抹殺の証拠自体をつかむことが日本政府の絶対の使命であることを忘れてはなりません。うやむやな決着をわれわれは絶対に許さないでしょう。
もちろん朗報がもたされることが最大の希望であることはいうまでもありません。
ナベツネ氏、ライバル紙紙上でおおいに吠える
楽天によるTBS株取得問題が連日報道されているさなか、本日の毎日新聞にナベツネこと渡辺恒雄氏のインタビューが載りました。その記事『渡辺巨人会長:野球協約すべてを超越 インタビューで断言』でナベツネ氏は、「TBSと楽天の今後はどうなるか」という質問に対して

僕はTBSが結果的には勝つと思いますがね。三木谷さんの負担が多過ぎる。過半数を買い占めようなんて思ったら、相当な高金利の金を調達しなければならない。あの会社の売り上げ、利益率などを見ていくと、金利負担に耐えられるとは思わないんで、限界があるなと。三木谷さんは、途中で名誉ある撤退をするのか、それはわからないけれどもね、だけどTBSは、そうやすやすと軍門に屈するとは思えない。長期化したら三木谷さんの負けですよ。

と答えています。
また、村上ファンドによる阪神上場やホリエモンの球団買収についても言及しており、縦横無尽、傍若無人の発言が満載です。
なかでもハイライトはここです。「コミッショナーは協約改正を提案しているが、上場基準を盛り込むのはどうか」という質問に対し

大賛成。そもそもコミッショナーがやるべきだ。今まで遠慮して何もやらなかった。

ですと。上場問題に限らず、遠慮させる雰囲気をつくってきた元凶はアナタでしょうが。

ドームでの長嶋氏復帰の顔見せあたりから、復権への足がかりを築き始めているようにみえて懸念していたのですが、現実となってしまいました。もはや「隠然たる」力ではありません。
選手会会長は古田の監督就任に伴って交代しますが、かれの傑出したリーダーシップを失ったタイミングでのナベツネ氏の完全復権を思い合わせると、球界改革はまた頓挫することになるのではないでしょうか。つまりは日本球界衰退への加速です。

ところで、なぜ毎日新聞はわざわざ同業他社のナベツネ氏にインタビューを敢行したのでしょうか(毎日の氏へのインタビューは昨年の「球界再編」のドタバタの最中にもあったはずです)。
わたしはこう推測しています。毎日新聞にとっては上場問題などは枝葉末節で、最も重要なことは「TBSが結果的には勝つと思います」ということを氏の口を借りて伝えることだったのではないかと。TBSと毎日新聞はグループ会社ではなく「友好会社」というのだそうですが、世間一般はフジと産経、日テレと読売と同様の関係にとらえています。
すなわち、うるさ型で影響力のある球界のドンにTBSを擁護してもらうことがこの記事のキモであり、一方ナベツネ氏にとっても健在ぶりを世間におおいに印象付けることができる。そういう両者の思惑が一致したものではないでしょうか。

最後に、前回のインタビューが同様の思惑を含んだ文脈であったかはあいにく覚えていません(親切な、というか気の利いたサイトであれば関連記事として近くにリンクを張ってくれるのですが、このまえ言ったことをふまえるとあまり過大な期待はできません)。
閣僚就任会見で同じ質問を繰り返していた社はどこだ
昨日決まった小泉改造内閣ですが、夕方からおこなわれていた閣僚の会見で全員(途中からみたので断言はできないが)に共通の質問をしている報道関係の社がありました。そのとき、小泉内閣の以前の組閣の際にもこのように閣僚会見で同じ質問を各人にしていた社があったことを思いだしました。そのときは「靖国参拝の是非」に関してだったかと記憶しています。
ここで共通質問そのものを否定するわけではありません。たとえば昨年の新潟中越地震後(直後ではなく数ヶ月経過していても)の会見ならば「各省庁それぞれの立場での対策は」という質問は意義があるでしょう。しかし今回のそれはタイミング的にも内容的にも全員にきく必然性は感じられなかったのです。

その共通の質問とは(ほぼ引用先の原文で)

  1. 小泉総理、残り任期、総裁任期が一年を切っているのですけれども、総裁任期待望論というのもあるのですが、大臣ご自身は総理に続投してほしいとお思いでしょうか。
  2. 北朝鮮の拉致事件に関してお尋ねします、政府は北朝鮮に今まで誠意ある対応がなければ 厳しい対応で挑むというコメントをしていますが、早期の制裁発動に関して大臣は賛成でしょうか反対でしょうか。もし賛成であればどの段階になったら発動すべきだとお考えでしょうか。

というものでした。就任した省庁の業務に関するものならばわかりますが、同一質問の意図がどこにあるのかはわかりませんでした。そのたびに読み上げているように聞こえましたが、質問の繰り返しに違和感をもったひとは少なくなかったのではないでしょうか。「どこの社なのだ」とわたしも苦々しく思いながら、偏見を持って「2.は朝日だろう。それでは1.もそうか」とほぼ断じていたのです。

日付変わって本日、昨日の会見を収録したサイトをみつけました(上記質問内容の引用元)。ここでは麻生太郎氏の就任会見のみ提供されていますが、この内容を信ずるとすれば

  1. は朝日新聞
  2. は意外にも日本経済新聞

だったようです。

これによると、麻生氏は各質問者の氏名・所属を名乗らせていたのですね。マスコミに不信感をもつ氏としては、質問の内容によっては所属する社名で質問の底意をはかろうとしていたのかもしれません。しかし、その真意は別にして、質問者の所属を名乗らせたのはよいことだと思います。なぜならば、正鵠をついた質問と、上記のようなあまり意味のない同じ質問の繰り返しとでは、おのずからその社の性質・実力の差をわれわれの目前にあきらかにし、同時にその社名を確認できるからです。しかし、わたしが途中からみたかぎりでは、後続の閣僚は名乗らせて(もしくは質問者が自分から名乗って)はいませんでした。
ただ中川昭一氏のとき「あなた、皆さんに同じ質問をしているようですけど」とかるく揶揄する場面がありましたが、質問の真意を追求することはありませんでした(「就任会見」ということで控えたか?)。

会見場の同業種の連中からはもちろんのこと、テレビを通じて全国的にも白い目で見られるという感覚はないのでしょうか。かれらが上からの指令で同一質問をし続けているとすれば、多少は同情すべきかもしれませんが、会社の上層部はあのような姿勢が世間から好意的にみられると思っているのでしょうか。朝日は世間の常識とは一線を画す社風のようですのでうなずけるのですが、日経の場合はこれが元々の体質なのかは知識不足で判断しかねています。
質問の結果がどういう形で紙上に反映されたのかは、今のところわかりません。
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