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耐震強度偽装:不可思議な検査機関、コンピュータ使ってない?
耐震強度偽装がたいへんなことになっています。ひどいところでは本来必要とされる強度の30%しかないというのですから。運悪く該当してしまった人たちは「倒壊」の不安で眠れない日々の連続だと思います。さらに今後の新しい住まいを得るにしても新たな環境や経済的負担を考えると、人生設計そのものに大きく影響することにもなるでしょう。

この問題はあの建築士の「暴露」によって顕在化したわけですが、この告発ともとれるかれの行動の原動力は何だったのでしょうか。
まず最初に考えられるのは、良心の呵責にたえきれなくなって、ということです。「頼まれて、あるいは結託して偽造し、その見返りに報酬を得ていた」のかもしれませんし、世間になんらかの恨みを持って不特定多数へ害を及ぼしたかった、という単独での犯行も考えられます。

わからないのは、この偽造の構造計算書が検査をパスし、実際の建築業者も不審に思ったかどうかはべつにして、施工をそのまま続行し完成させた点です。まさに二重三重の関所があったのにそれがやすやすと破られているのは非常に不思議です。全員が関与していた、と考えるのがむしろ辻褄があうくらいです。

とくに検査機関は、報道を見聞きしたかぎりでは、あまり巧妙とは思われない「ツギハギ」計算書に簡単にだまされたようにみえます。
大部の書類であれば効率的に処理するために、1ページずつ繰るわけではなく何カ所かの「チェックポイント」だけを検証するのでしょう。よくみれば「強度不足」の根拠となる細かいデータを吟味することはせず、「エラーなし」の記述があればOKを出すような仕組みだったのではないでしょうか。

「国交省認可のプログラムを使ったことを示す認定書が添付されていたから騙された」という報道も聞きました。つまり、見かけ・体裁にだまされた、ということです。非常に低レベルだと言わざるをえません。建築士はパソコンを使って数値を入力し、試行錯誤しながら耐震強度まで達します。その最終データを、なぜ「大量の紙」に印刷したかたちで検査するのでしょうか。

膨大なデータを作るのがコンピュータ(の中で動くプログラム)、そのデータ受け取って整合性をチェックするのもコンピュータ、というのは世間で広汎に行われている、いわば常識です。すなわち、構造計算書のデータをフロッピーやCDなどで検査機関へ渡し、それをチェック用のプログラムにかければよいのです。改めて言うまでもなく、正確に効率的に大量のデータを処理してくれるのがコンピュータです。もし検査が「紙の計算書」を目でチェックしたり、電卓をたたいたりして行われているとすれば、前時代的であり、とても信じがたいことです。このあたりの真相も知りたいところです。
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