I have something to say
わたしが近ごろかんがえていることを徒然なるままに...
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泥湯温泉事故:「悪魔くん」論争ふたたび
泥湯温泉での家族4人が死亡した事故は不運であり痛ましいものでした。その事故の本質と関係ないところでこの家族(おもに両親)のバッシングが始まっています。とはいっても「2ちゃんねる」での話ですが。

その発端はふたりの子どもの命名由来です。毎日新聞「4人死亡 司法解剖で急性硫化物中毒と判明」から引用すると、

日々太(びいた)君は「いのちを意味するラテン語の『VITA』から。ビタミンと同じ由来」、智足(ちたる)君は「古い書物の一節『千足(ちだ)る』から。満ち足りるという意味」。

だそうです。このことで、この家族には、2ちゃんねらー曰くところの「DQN一家」というレッテルが貼られてしまいました。以前の「悪魔くん」騒動と同様のながれです。
さらに上記記事にはこの家族の姿を十分にイメージさせる部分があります。

(保育園の卒園文集で)
夫妻は、日々太君の「好きなこと」の欄に「パパとママにキスすること」。理恵さんは、中央に魚の絵を描いて「ママが最初に日々太にかいた絵です。そのころを思い出してとても幸せな気分です」と添えた。智足君については、「あふれるような笑顔は今も、パパとママの自慢です。まわりで見守ってくれる人のいることを忘れないでね」と語りかけている

確かにDQN支持派にとっては強力な裏付けとなるものですが、反対に子煩悩で微笑ましい家族だと見る人もいるでしょう。さらに「2ちゃんねる」では、父親が47歳で「まだ」大学員助手の身分であるワケを憶測したり、と話が広がっています。

2ちゃんねらーを支持するわけではありませんが、身近でかわった名前に遭遇したとき、そしてそれが親の趣味か信念かそんなものに由来するのではと思わせるものであれば「なんだこれ」と訝しく思ってしまうのも事実です。

子どもたちの名前が「ありきたり」であれば、事故と関係ないところで、それも全国の見も知らぬひとたちから、これほど非難されることもなかったでしょう。今回の現象は、世の中の感情が「悪魔くん」のときとまったくかわっていないことの証明となりました。
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紅白:本番前に舞台裏みせるという必死さ
NHKの必死さはもはや異常ともいえる境地に至ったようです。
きょう夜7:30からの「いよいよ明日!ドキュメント 紅白が変わる」のことです。1時間以上にわたっての「番組宣伝」です。
以前にも紅白の舞台裏を明かす番組はありましたが、オンエアはあくまでも本番を終え年が改まってからでした。しかし、今回は事前に見せようとするものです。こうまでして注目を集めようとしています。もはや「浅ましい」という表現が適当な状況ではないでしょうか。

NHKの番組表にはこう書いています。

  • 番組再生にかけた現場の熱い思いを徹底取材
  • みの起用の裏舞台
  • 倖田來未をどう輝かせるか
  • ラブマシーンへの思い

「番組再生にかけ」るということは、いちおう凋落していることは自覚しているのですね、安心しました。それから、「倖田」「ラブマシーン」はわたしが「紅白:演歌2分、スペシャルバージョン5分は不公平?」で指摘したスペシャルバージョンを歌うひとたちです。番宣でもしっかり特別扱いのようです。

こういった「惨状」を見ると、もはや紅白――NHKといいかえてもいいですが――は末期状態です。今年を最後に終了すべきです。
年賀状:長年の「虚礼」交換をいまさらやめるには
今日も含めて今年も残り3日となりましたが、まだ年賀状を書いていません。はがきをデザインするにあたって、だいぶ早い時期から素材集めはしていましたが、それでかえって安心してしまったのか、肝心の作業は手つかずに過ごしてきてしまい、やっと昨日あたりから取りかかりはじめました。ちょっとした加工のつもりでGimpを使ったのですが、やり始めると結構細かいところにこだわってしまう悲しい性で、予想外に時間を使ってしまいました。

「今年もよろしくおねがいします」だけでは素っ気ないと思われる相手には、「もうひと言」を考えなければなりません。これも相当にエネルギーを要します。非常に親しいのに年賀状を交換していない人もいれば、ある一時期に仕事で知り合い、とくに親しくはなかったのだが交換がはじまり、この先会うこともなさそうなのに「儀礼的に」続いていたりします。毎年一瞥して終わりです。その方の顔を思い浮かべることもありません。まさに虚礼であり、まったく無駄なことをしているものだと思います。

年賀状は、普段行き来のない人にとって「病気・死亡」否定通知の役割も果たしている、といわれます。しかし、そういったいつもの方から来なかったら実際に確認しようとするものでしょうか。わたしならば、年賀状のみの付き合いの方の安否を積極的に知ろうとはしないでしょう。

思い切って今年は虚礼の相手に出すのはやめますか。べつにひと言の挨拶もなくやめても、相手も殊更に気に留めるということはないでしょう。こちらからの「虚礼廃止」の意思表示(もしくは「死亡」?)を確実に印象づけるには2年連続出さないことが必要でしょうが、2年後には相手のリストからもわたしの名前が消えることになります。

今回はいつになく年賀状作りのモチベーションがあがりません。年が改まってから出そうかとも思いはじめているところです。
プロジェクトX:「最終回スペシャル」で晩節を汚すか
今日でNHK「プロジェクトX」が終了します。今夜は「最終回スペシャル」として拡大放送するようです。

放送開始が2000年3月。さかのぼって1990年代初めだったでしょうか、NHK-BSで山根一真氏が取材したドキュメンタリー(氏の「メタルカラーの時代」のテレビ版といえるもの)が何度か放送されていました。大規模な工事であれミクロの精度であれ、世界の最先端を行く日本の技術を知ることは非常に興味深いものがありました。(この番組がのちに「プロジェクトX」のコンセプトの礎となったことは十分に想像できることです。)

ですから、「プロジェクトX」としてレギュラー番組となったときはとても喜びましたし、当然毎週視聴していました。取り上げる題材も純粋にテクニカルなもの(VHS、黒四ダムなど)だけでなく、災害やスポーツ(三原山噴火での脱出、伏見工業ラグビー部など)と多岐に渡っており、わたしにとって最も見逃せない番組となっていました。

ところが、2004年あたりから何となくマンネリ化してきたことと、何よりも扱うネタに新鮮味が感じられなくなり、その週の内容で見る/見ないを決めるようになってきました。さらに輪をかけて「やらせ疑惑」や番組で取り上げた企業へ関連イベントへの「協賛金」を要請していたことが報じられるに及んで、ほとんど見なくなってしまいました。

冒頭の「最終回スペシャル」ですが、テーマ曲「地上の星」のエピソードが披露され、中島みゆき自身もスタジオへ登場するそうです。最後まで余計な演出をせずきれいに終ってほしかったのですが、まあここまでは百歩譲って我慢しましょう。許せないのは「木村拓哉さん、橋田壽賀子さんが、プロジェクトXについて熱く語る」です。またしてもNHKは何か勘違いしたようです。

バラエティ色を排し、かといって「ガチガチ」の硬派ではなく、まじめに作り続けてきた大好きな番組が最後の最後で台無しにされたような気がして非常に残念です。「スペシャル」などと銘打つとろくなことがありません。
後を受けて始まるらしい「プロフェッショナル 仕事の流儀」。タイトルからは二番煎じに見えますが、そうでないことを期待しています。
紅白:演歌2分、スペシャルバージョン5分は不公平?
毎日新聞12月26日の「万能川柳」に掲載されてた次の一句

「紅白が民放になる大みそか」

言い得て妙です。NHKが、自分の守備範囲外として1年間かたくなに排除してきたはずの民放のくだらなさのエッセンスを、この数時間に凝縮させる「悪魔に魂を売り渡した番組」です。

そして、毎年曲目発表で気になるのが、恣意的な「えこひいき」です。
「スペシャルバージョン」などと銘打って、特定の歌手に特別多くの時間を割いてメドレーを歌わせるアレです。1曲に入魂する演歌歌手はメドレーなど歌いませんから、いきおい、若者層に人気があったり、パフォーマンスの派手な歌手にその「権利」が渡る確率が高くなります(モーニング娘。にはもはや「指定席」といってよいでしょう)。NHKの歌手と視聴者両方へのおもねりが感じられます。おそらく最終的な人選は事務所の政治力などが複雑に絡んで決まるのでしょうが。

今年その栄誉に浴したのは次の方々のようです。

アリス
「アリスプレミアム2005」
倖田來未
「倖田來未スペシャルバージョン」
Dreams Come True
「何度でも~紅白スペシャルバージョン~」
松浦亜弥 &DEF.DIVA、モーニング娘。
「気がつけば好きすぎて♪盛り上がって♪LOVEマシーン!」

ボスニア内戦:スレブレニッツァ「虐殺」ビデオの衝撃
昨日のNHKクローズアップ現代「“虐殺”の傷は深く~紛争終結から10年 ボスニアはいま」をみました。このなかで今年6月に公開されたらしい、ボスニア内戦中の1995年にスレブレニッツァで「民族浄化」の名の下に行われた「虐殺」の証拠となるビデオ(の一部)が映し出され、それを受けて、現在も民族別に教育が分かれていたり、互いに不信感を払拭できていない現状をレポートしていました。

この番組を見たあとで、最近、ボスニア内戦のドキュメンタリーを録画していたことを思いだし、引き続きみてみました。12月17日NHK-BS1で放送された「ボスニア内戦 10年目の真実」で、さきほどあげた「虐殺」ビデオを中心に構成された番組でした。これをみてまず思ったのは「1990年の湾岸戦争はリアルタイムで注目していたのに、(時系列ではそのあとの)1992年から始まったこの内戦のことはよく覚えていないし、『虐殺』もかなり後で知った(それもどの民族がどの民族をなのかも知らない、単に『虐殺があった』という程度)」ことです。報道量が少なかったのか、それともわたしが漠然と「流し見」「流し読み」していたのか。おそらく後者でしょう。

この番組は、対峙する当事者(セルビア人民兵組織[セルビア秘密警察部隊=スコーピオン指導]と国連軍[オランダ軍])双方のハンディカメラで撮影されたビデオ映像が構成の柱になっていたことで、強烈な緊迫感・臨場感を感じさせるものでした。
たとえば、わずか600人のオランダ軍が守るスレブレニッツァ――安全地帯とされており、ムスリム人(イスラム教徒)2万人以上が周辺から集まっていた――を包囲したセルビア人民兵組織のムラジッチ将軍(いまだに逃走中)がオランダ軍司令官カレマンス大佐を呼びつけて行われた会談の場面は「恐怖」そのものでした。

問題の「虐殺」場面は、クローズアップ現代では放映されなかった部分も流されました。捕虜となったムスリム人6人のうち4人がまず撃たれます。カメラのアングルは彼らを背中から映しています。セルビア人たちはにやけています。一人ずつ撃たれ、瞬間にドタッと崩れ落ちます。すでに死んでいるだろうに、さらに連射します。残った二人が死体の片付けを命じられ、その後かれらもやられました。決して血が飛び散るような映像ではありませんでした。ハリウッド映画のリアルな残酷シーンは見慣れているとしても、これが「現実」の映像だと思うととても正視できそうもない気持ちを抑えて見はしましたが、ドッと汗をかいていました。

冷戦終結によって「箍(たが)」がはずれたとたんに、領土拡張・資源確保が目的ではなく、「憎悪」から生じた争いです。それも昨日まで隣人同士のです。最終的に虐殺されたムスリム人は8000人に上るといわれています。いまも「旧ユーゴ戦犯国際法廷」での裁きが続いています。

このビデオの公開が今年の6月で、全世界に衝撃を与えた、といわれているのにわたしは迂闊にも知りませんでした。それで「スレブレニツァ(スレブレニッツァ) ビデオ」で検索してみましたが、意外に新聞社サイトの記事が少ないのが驚きでした。ふたつの記事を掲載しておきます。
[ボスニア内戦:スレブレニッツァ「虐殺」ビデオの衝撃]の続きを読む
警察の匿名発表判定:猪口大臣、毎日新聞に見識疑われる
犯罪などの被害者を実名で発表するか匿名にするかを警察が判断に委ねるという「犯罪被害者等基本計画」ですが、毎日新聞が本日の社説「匿名発表 見識を疑います、猪口さん」では反対論を展開しています。先日ニュースキャスター達もこぞって見直しの陳情を行っていましたし、最初から「反対」がマスコミの総意であることはあきらかでした。

2003年5月に成立した「個人情報保護法」の本意は「池田大作保護」であるといわれています。その段でいくと、この計画案の真の目的はどこにあるのでしょうか。
上記社説でもこう指摘しています。

裁量があるから不正が生じ、外部からの圧力が入り込む余地も生まれる。政治家らに交通違反のもみ消しなどで無理を強いられてきた経緯もあり、良識ある警察官は警察による実名、匿名の判断にためらいを感じていることも事実だ。警察に判断を委ねてだれが一番得をするか、も考えてみなければなるまい。

文脈から察するに、得するのは「政治家ら」と読み取れるのですが。ない知恵を絞って推測するとこういうことでしょうか。
まず、警察には被害者の実名発表是非の「裁量」を与えるが、これが最終目的ではない。なぜなら「政治家ら」が被害者の実名を「もみ消す」のはそれほど「旨味」はないはずだから。真の目的は、将来この「裁量」の枠内に「犯罪者・容疑者」自身をも組み入れることではないか(被害者同様、犯罪者の人権も考慮すべきだ、といった屁理屈で)。
以上、荒唐無稽過ぎるでしょうか。

「猪口さん」と社説で呼びかけられていますが、この案は女史の本意の埒外なのかもしれません。あえて擁護すれば、大臣1年生どころか議員1年生である女史にとって、到底太刀打ちできない勢力からの「圧力」があることは想像に難くありません。まして小泉首相は実務よりも「人気取り」「客寄せ」を主たる目的として女史を任命したのでしょうから、要は「お飾り」なのです。
最終的にはこの案でまたも強行突破するのでしょうね。着々と言論封殺の完成に近づいているようです。
強度偽装:小泉さん、森派への疑惑「黙殺」しませんよね
小泉政権が誕生してから「自民党をぶっ壊す」宣言がいつのまにか本当に実行されて、その結果、9.11衆院選挙による総仕上げで利権の象徴だった旧橋本派は息の根を止められました。これによって、あたかも自民党は利権や癒着からは足を洗ったかのような印象を持った方もいるでしょう。ところがどっこい、強度偽装問題を契機に旧橋本派に限らずズブズブな関係を「維持」しているセンセイ方がまだご健在であることがハッキリしました。参考人招致・証人喚問での自民党の追求する気100%なしの姿勢もその証拠のひとつです。野党側からの更なる証人喚問要求に対してもあれこれ屁理屈をつけて、なんとか回避しようと躍起になっていることもそれを裏付けています(東京新聞web「国会追及、年内は絶望 耐震偽装」)。

この問題は、圧倒的な数を背景に郵政民営化を成立させたのとは違い、力ずくの幕引きは決して許されません。電脳界では、建設業界という閉じた世界にとどまらない、政治家を巻き込んだ大事件に発展する可能性があるとみています。同じく証人喚問まで及んだ鈴木宗男氏のスキャンダルとは構造の規模・複雑さにおいて比べものにならないでしょう。今回疑惑をもたれている企業から森派への政治献金や同派議員の国交省への仲介などは自明のこととして報道されており、まさに首相のお膝元へ飛び火しているのです(首相とのツーショット写真まであるといわれています)。

「徹底的に捜査せよ」との圧倒的な世論に対して、このまま積極的に取り組まないどころか、その逆をいくような姿勢がみられれば、当然われわれはそれを「突っ込まれるとマズい隠したいことがあるから」と判断しますし、その流れは小泉政権離れから倒閣へとなだれ込むかもしれません。「メディア管制担当」飯島秘書官のことです、幕引きが注目されないないように「小泉チルドレン」を総動員して目くらましキャンペーンを張るかもしれません。マスコミが彼らの下らないパフォーマンスを追うようではそれも「癒着」とみなされるでしょう。

身内であろうとも「ウミ」を出すつもりがあるかどうか、「改革」をバカみたいに連呼してきた小泉さんの真価がいまこそ問われるのではないでしょうか。
中国圧政やまず:そろそろ五輪キャンセルの話題、俎上にしては
2004年の中国のGDP(国内総生産)が上方に訂正され、イタリアを抜いて第6位に浮上したそうです(MSN毎日インタラクティブ「中国:GDP修正、世界6位に 04年」)。

経済面での好景気ぶりしか耳に入ってこない印象さえある中国ですが、今月初めに「天安門事件以来」と報じられるほどの手荒い取り締まり(というより「弾圧」が適当か)があったらしいので注目していたのですが、その後詳報を目にすることもなく―BBCのサイトでは数日後詳しくレポートしていましたが「読解」できず終いでした―過ごしてきましたが、やっと同じくMSN毎日インタラクティブが「中国:格差に不満、騒乱続く 広東省の発電所建設で衝突、死者」で報じてくれました。

当局発表では死者3名としていますが、実際は70人とも言われています。その後の情報統制も徹底していたようです。しかし、同じく中国でありながら「飛地」でありまだまだ赤化されていない香港には、しっかり批判・糾弾しようとする「(中共からみた)異分子」が残っていることでまだ数パーセントの救いを感じます。また強力な規制下にあるといいながらも、インターネットでの書き込みによる情報の伝播はやはり大きな影響力をもっているようです。

たびたび、改善されつつあるとは喧伝しているものの、どうもこの中国共産党の体質は根本的に変え得るものではなさそうです。こんなことで北京オリンピックは本当に大丈夫なのでしょうか。アメリカあたりは政治的切り札として「不参加」カード使用のタイミングを計っているのかもしれませんが、上記記事中の「中国で今年発生した主な騒乱事件」の数々をみると、いまこそ疑問を呈すための「使い時」ではないかと思われるのですが。
北側国交相:「純然たる創・創の問題として解決する」?
耐震強度偽装問題で退去勧告や退去命令が出された建築物ですが、その根拠は現行の建築基準に照らして強度が足りないからです。では、今の基準ほど厳しくなかったり、耐震の基準そのものが存在しなかった時代に建てられたものについて万が一のこと(倒壊など)があれば責任を負うのはだれでしょうか。

極端な例ですが、掘建て小屋に毛の生えたような、地震どころか強風に対しても危ういような家に住んでいるとします。この家が運悪く地震で倒壊してしまった場合、この住人が「偽装対象ばかり調査して、オレの家には事前に指導どころかなんの調査もなかったじゃないか。保証しろ。」と、主張した場合どうなるんでしょう。阪神淡路大震災での実績を考えれば、到底保証の対象とはなりえないでしょう。この例を出すまでもなく、今回の偽装建築物に対する保証が手厚すぎるのではという意見にも説得力があると思うのです。この手当が今後悪しき前例となってしまう可能性も十分にあるでしょう。対象外となった人たちは司法に訴えるのではないでしょうか。

北側国土交通相の所属が公明党、そして偽装の疑惑を受けている側が創価学会に近いという疑惑からその関連性が指摘されています。そして、それを十分疑いうる記事が毎日インタラクティブ「確認70棟、国支援は10棟 広がる不公平感」にあります。

これによると、16日現在偽造が確認されたマンション・ホテルは70棟を超しているにもかかわらず、支援を受けるのは10棟だけでそれがすべてヒューザーのものらしいのです。
創価学会との関連で「優遇」されているのか是非追求していただきたいものです。確かに「支援の対象は耐震強度が基準の5割に満たない分譲マンションの住民だけ」との条件があるようですが、はたして条件に合致したのがたまたまヒューザーが開発したマンションだけだったのか、まずヒューザー支援ありきの条件策定だったのか疑わしいところです。

北側大臣は早い段階(11月22日)で「純然たる民・民の問題とはいえない」として支援を「確約」しています。しかし、本音としては「純然たる創・創の問題として解決する」だったのではないでしょうか。
「美しくない」発言:株って所詮ダマしダマされの世界でしょうが
ずるい、きたない、倫理にもとる、人の道に外れる・・・などといろいろな表現ができるのですが、「美しくない」という決して厳しい糾弾の調子を含まない、なんとも微妙な言葉を使ったものです。
みずほ証券によるジェイコム株の誤発注問題で利益を得た証券会社にたいする与謝野馨金融・経済財政担当相の発言です。

この株を取得した証券会社数社が合計百数十億円の利益を返上する方向らしいのですが、各紙の論評から抜粋してみます(一部引用者編集)。

[「美しくない」発言:株って所詮ダマしダマされの世界でしょうが]の続きを読む
証人喚問:馬淵 good job(自民は無能者揃えて時間浪費作戦)
証人喚問での自民党委員の質問はなんだったのでしょうか。最初に登場した渡辺具能という輩は最悪でした。長々と「推測」を開陳したあと「どうお思いですか」と、いったいどのポイントについてどう思っているかと聞いているのかさっぱり要領を得ない質問をしたり、たまたま証人が「おっしゃるとおりです」などと答えると、たいした新事実でもないのに「今の証言はきわめて重要です。わたしのシナリオ(と確かに言ったはず)をお認めになりました」などとひとり悦に入ったりと、自民党からは時間つぶしが目的の追求のポーズだけで真剣さは感じられませんでした。

質問者は自民党がとくにひどかったのですが他党も含めて全般に低調であり、能力のない国会議員の見本を見せられた感があります。その対比のためか、民主党・馬淵委員の質問は際立っていました。3組(4者)すべてに質問し、木村建設へは姉歯との、内河へは姉歯・木村建設とのそれぞれの食い違った点を突くといった攻めを展開していました。

内河は馬淵委員の前までは余裕でかわしているようでした。時にあらわれる饒舌さはセミナーでの「騙し」の手口もかくありや、と思わせるものでした。決定的と思われる「P社S社」の鉄筋差によるコスト比較が書かれているメモ(会報)に対しても、「技術は専門外なので単純に割り算してみたら、なんでこんな差がでるのか、みなさんも勉強してみてくださいという意味で載せたのだ」とシラをきっていました。しかし馬淵委員の論理的・重層的な質問で完全に顔色なさしめるところとなりました(実際は紅潮したらしいですが)。

馬淵委員の質問の構成は周到に練られたものと思われます。ウソの証言(「鉄筋を減らせとは言っていない」「技術のわかる社員はいない」)の言質を取ったうえで最後の最後に切り札の証拠(四カ所から平成設計への詳細な指示が書かれたメモ)でそれを覆す(「知りませんでした」と逃げましたが、動揺振りがすべてを語っています)。「法廷モノ」のクライマックスを彷彿とさせる場面でした。その切り札となったネタは内部告発の情報が提供されたのでしょうか。おそらく前2回の参考人招致での馬淵委員の的を射た質問をきいて「信じるに足る」として氏に託したのではないでしょうか。ねぼけた質問をしていた自民党などにはそのような情報がもたらされることはなかったでしょう。

証人喚問は今回でもういいでしょう。時間の無駄であることははっきりしました。あとは捜査のプロに委ねましょう。国会はむしろ国交省本体や伊藤公介議員をはじめ怪しい「同僚」をよく調べましょう。

ここまで書いてから「きっこの日記」をみると"馬淵議員VS内河健"でさすがに「総研黒幕説」を日本で最初に報じたオーソリティらしく、うまーくまとめられています。
総研:魂胆ミエミエの離婚、あす大悪人はどんな顔で出て来る
総研所長・内河健が、11月27日「体調不良」として国会参考人招致を欠席した翌日に妻と離婚していたそうです。慰謝料名目での財産分与ではないかと言われていますし、そう見るのが自然でしょう。

ほんとうにわかりやすい行動を示してくれるものです。われわれ一般人は、相手に真意を察知されるようなミエミエの嘘をつくのは恥ずかしさも手伝ってなかなか出来ないものですが、本当のワルというのは満天下を前にしてもいけしゃあしゃあとやってしまうものなのですね。果たしてあすの証人喚問に出てくるかどうかはわかりませんが、「黒幕」としての役割解明とともに向こうから与えてくれたこのネタへもしっかり突っ込まなければいけません。

あす出席するつもりなら、今頃は顧問弁護士か誰かと想定問答集を首っ引きにリハーサルに励んでいるのではないでしょうか。いくら頭へ入れたつもりでも本番では委員との一対一の対決です。論理の破綻に導けるような弁の立つ強者がいてくれればいいのですが。とくに民主党はよく戦略を練ったうえで質問者同士の連携をとった攻めを期待したいものです。

久々に「希代の」と形容していい悪人の登場です。報道されているように官僚・与党でも関連して甘い汁を吸っている奴がいるとすれば、証人喚問を「実施した」という事実だけで幕引きをはかろうとするかもしれません。
証人たちから真実をどれだけ引き出せるか、あるいは矛盾点を突けるかはもちろんのことですが、同時に与党側委員の追求の「本気度」もしっかり見極める必要があるでしょう。
京都学習塾女児刺殺:オトナの分別がなかっただけだろうか
京都府宇治市で起きたアルバイト講師の大学生による小学六年女児の刺殺事件。本当に痛ましいことです。同世代の恋人とのいさかいなどであればまだ動機としては納得できるのですが―あくまでもたとえであり、暴力での解決を肯定するものでないことは言わずもがなです―、なぜ12才そこそこの「子ども」に対してそこまで「本気」に思い詰めてしまったのでしょうか。

東京新聞web『殺せば苦しみから解放』には次のような記述があります。

萩野容疑者は逮捕直後の調べに「紗也乃さんとのトラブルで悩んでいた。紗也乃さんが消えてしまえば苦しみから解放される」と供述していたことも分かった。
(中略)
女児の母親は夏以降、京進宇治神明校の中塚忠賢校長に「先生と関係がうまくいっていない」などと三、四回にわたって相談。十一月末に萩野容疑者は女児と担任の女性社員との三人で面談した際、女児を厳しくしかった上、多くの宿題を課し、女児は泣いて帰宅したという。

トラブルを殺人で解決する短絡さは到底理解できるものではありませんが、ある一面で共感できる部分がわたしにはあるのです。

わたしの身内の子どもがまだ1~2才の頃だったでしょうか。いままでそうでなかったのが、急にわたしになつかなくなったのです。何度も嫌がられると、「憎しみ」がわくということはなかったのですが、相手が幼児であるとわかっているのに「自分の人間の小ささを見透かされたのではないか。邪心がないからこそ本能的に人間性がみえるのかもしれない。」と、本気で落ち込んだものです。幸いあまり時をおかずに関係は「改善」されましたが、たしかに大の大人が幼児に翻弄されていた(とこちらが感じていた)のです。あのときわたしの心に「トラブル」がたしかに存在していました。

最初、「先生と関係がうまくいっていない」という表現に、具体的にはどういうことを指すのかわかりませんでしたが、自分が経験したことを思いだし少し納得した次第です。今回思い至ったのは、大人が主導権を握って当然であるはずなのに、無意識のうちに心理的には子どもと対等な立場で対峙していることがあると言うことです。この学生の場合は最終的な解決策が根本的にまちがっていたのです。
FIFAワールドカップ:「予選敗退」の予想もしてみなさい
FIFAワールドカップの組み合わせが決まったとたん、4年ぶりにまたお決まりのプロ・アマ問わず一斉に「予選突破」を前提にした予想が始まりました。「ブラジル戦までに勝ち点4をゲット」そのココロは、オーストラリア戦に勝利し、クロアチア戦は引き分けだそうです。

自国を応援するのは当然理解できるのですが、聞くところ大抵の論評(とも呼べないもの)は「オーストラリアはがたいががっしりしていますが、なんとかなりますよ」「クロアチアはヨーロッパのブラジルと言われるくらいテクニックがありますが、なんとかなるんじゃないですか」といった根拠薄弱な単なる希望的観測でしかありません。「なんとか勝つ(引き分ける)のでは」というのは、あたかもこちら(日本)側の戦い方次第でどうにでもなるような印象を与えますが、相手も同様に考えてくることをまったく無視しています。

こうした現象をはじめマスコミを中心とした周囲のバカ騒ぎは今後大きくなる一方で、これがグループリーグの最中まで続くと思うとうんざりさせられます。翼賛的ではない、冷静に分析したうえでの「予選敗退」の予想などまず目にすることはないでしょう。

蛇足ながら、緒戦のオーストラリア戦で負けるか引き分けた場合、次のクロアチア戦では新聞紙上(テレビ欄)か、アナウンサー/解説者のコメントか、横断幕かいずれかに、やや陳腐化した決まり文句「絶対に負けられない」が登場することは間違いないでしょう。

ドイツ大会には前回の日韓大会には出ていなかった有力国も揃いましたし、また地理的条件、国民性から見て本来のワールドカップの姿が見られるのではないかと思います(わたしの観点からは'94アメリカ、'02日韓とも「本来の姿」からは遠い大会)。わたしとしては日本の奮闘よりも大会そのものの質や盛り上がりに関心があるのです。

最後に、ご多分に漏れず予測めいたことやっておきましょう。日本が勝てるとすればオーストラリアのみ、他の2国には負ける、当然の結果として予選リーグでの敗退となります。
ニセ医師事件:「医学部を経て免許取得しないとダメ」を考察
今週の前半に「ニセ医師逮捕」が報じられていましたが、東京新聞web「ニセ医師 診療8年の不思議」で詳しく後追いをしています。

医師免許を持たずに医療行為をすることは法に反するということを十分承知したうえであえていうと、この人は医師の「適正」があったのではないか、むしろ現行の医師になるための仕組みへのアンチテーゼとなりうる事件ではなかったか、と思うのです。

医師になるためには、まず大学の医学部へ入ることが必須となります。合格するためには相当程度の学力が求められます。医学部を志望したくても、一般に進学校といわれる学校でも上位にいるひとにしか実質その権利はありません。しかもその人たちでさえ合格の可能性は決して高くはないのです。
くだんの「ニセ医師」は定時制高校中退だったそうです。世間一般の偏見を持って言うと、医学部入学などとんでもないような学歴といえるでしょう。

医学部へ入れるような「頭の良さ」というのを以後「学校での成績が良い」という意味で使うとしましょう。この定義ではエジソンも本田宗一郎も「頭は悪かった」ということになります。学業はパッとしなかったが、後年ある分野で特異な才能を発揮するというのはいまでもたまに見られることです。

この「ニセ医師」が医療技術を習得したのは次の方法でだったそうです。
[ニセ医師事件:「医学部を経て免許取得しないとダメ」を考察]の続きを読む
いま、「創価学会・公明党」が旬だ
総研、姉歯、ヒューザーいずれも創価学会と関わりがあるらしいです。さらに少なくとも小嶋、日本ERIは与党側へ政治献金していることが明らかになっていますし、とくに小嶋は森派との密接な付き合いが報じられています。また今回の事件の監督官庁である国土交通省の大臣は公明党所属であり創価のエリートコースを歩んできた人物です。

このような、一般人からみると「おたのしみ満載」の状況下で本当に「証人喚問」が実現されるのか疑問に思われます。与党からも証人喚問が求められているとは報道されているものの、口では何とでも言えるのですから。もし実行されなかったとしたらその理由にもしっかり注目しましょう。

まあ、素人でも思いつくのは「すでに警察の捜査が入っているので」というあたりですか。しかし、この世論の要求の高まりをひっくり返してまで証人喚問を行わないとなると相当強引な印象を与えることになり、かえって冒頭の疑惑を増幅させることになると思うのです。

創価学会・公明党といえば、最近は偽装以外でも周辺がかまびすしくなっています。

  • 防衛「省」への昇格と児童手当拡充の自公バーター取引

  • 創価学会の広報宣伝雑誌 月刊「潮」での特集「池田大作の軌跡ー多数の証言とエピソードで描く民衆指導者の実像ー」

  • 衆議院選挙でのいわゆる「復活当選」見直し議論のながれで、冬柴氏の「中選挙区復活」発言


くだんの「潮」の特集であえて「軌跡」と銘打つのは「死去発表」の前段ではないかとの噂も飛んでいるようです。
いずれにしろ、創価学会は最近なかったほどの窮地におかれているのは間違いなさそうです。もし「もみ消し工作」などあれば、週刊新潮さん、(「総研」報道できなかった)汚名挽回のチャンスですからチェックよろしくお願いします。
みえすいた「体調不良」がまかり通るあまーい国会
本日発売のサンデー毎日の見出しに「総研」の名前はありません。総力特集として謳っているのは「小嶋進・ヒューザー社長の全軌跡」だそうです。事態の中心はもはや小嶋ではないことを承知の上で意図的に外していることはあきらかです。ここも本筋を追求するつもりないようです。これで「週刊朝日」以外の主要週刊誌はさる筋の圧力に完全に屈しているのがはっきりしました。

きょうの国交委の参考人質疑ですが、主役の二人が不在ではまったく進展は見られませんでした。加えて民主党の馬淵委員を除いてまったく焦点の定まらない意味のない質問の連続で、時間の無駄といえるものでした。
馬淵委員としては内河・姉歯へ直接ぶつけたかったのでしょうが、そのふたりがいないにもかかわらず「総研ー平成設計―木村建設―姉歯」の関連を解説したのは、悪の構造的な仕組みを整理して一般の視聴者へ示したという点で重要だったと思います。

本筋からはずれますが、予算委員会でエース級の議員を起用するのと違って、強度偽装関連の質問者は国交委員会に所属する議員に限定されるものなのでしょうか。決してスペシャリストではないが、たまたま国交委に属する議員もいるのかもしれません。だからでしょうか、先週も含めて質問の質が全般的に洗練されていないように感じられました。テレビ中継に舞い上がり気味の方もいらしたのでは。

次回、欠席したふたりを「証人喚問」に格上げしたうえで引っぱりだすことができるか、それともまたも「体調不良」という逃げを(あえて)許すのか、とくに今後の与党の動きを注視しなければならないと思います。

きょうの参考人質疑で一点だけ指摘しておきます。
日本ERI・鈴木社長は、アトラス設計・渡辺社長の指摘―ミスではなく「偽造」ではないかというニュアンスの指摘。実際はもっと強い警告的な調子だったかもしれない―を受けた担当者が上司へ報告しなかった、と 答えていましたが、どうも信用できません。常識人であれば、渡辺氏の緊迫感や語調から推して尋常ならざる事態と判断するはずですし、責任をひとりで抱えたくない、あるいは抱えきれないという意識もはたらいて当然上へ上げるはずなのです。

担当者は実際には上司へ報告したのです。しかし、その後の大事件への発展で「なぁ、上へは報告しなかったことにしてくれないか。君が黙っていてくれれば会社は助かるんだよ。見返りは考えてあるから。」式のお定まりのコースとなったのです・・・というのは、あくまでわたしの想像です。
今後、担当者本人ではなくとも、ERIの他の社員の内部告発もあり得るのではと思います。
「総研」報道、いよいよ全面解禁へ
連日の強度偽装関連ネタですが、本日発売のポスト、現代とも取るに足らない記事だったようです。先週からの流れをみると、この2誌にくわえて新潮、文春はこの件に関しては圧力に屈しているのか、腰が引けていると見て間違いないでしょう。

とくに文春は、偽装記事ではなく「谷垣財務大臣の売春疑惑」をメインに据えていましたが、これに違和感と言うか唐突感を抱いたのはわたしだけではないでしょう。記事のわりにはスキャンダル化した気配もありません。しかし、売春疑惑は偽装問題と密接に結びついた記事だったようです。つまり、あの時点ですでに政府・官邸は公的資金(税金)の投入を考えていたのですが、財務大臣はそれに反対だったようです。それへの報復、警告があの記事となってあらわれたらしいのです。
これが真実だとすれば、偽装を仕組んだ側と国交省や自民党議員との関係が囁かれているにもかかわらず、文春は政府・自民党の意に添った立場をとった―片棒を担いだ―、つまり激しく追及・糾弾するつもりはないのでしょう。

今日、毎日新聞はついに「総研」への疑惑を1面に載せましたし、昨日のサンプロでは「総研」への追求がまったくなく「これも文春組か」と疑ったテレビ朝日でしたが、今日の昼の番組では一転して「総研」を疑惑の中心にそえる論調にかわったようです。

やっと、先行するネット上のネタにマスコミが追いつきつつあるようです。ここまでくれば、火の勢いはかなり強くて、あわててモミ消そうにも困難な状態まで世間の意識にのぼったと言えるでしょう。
ここでマスコミ陣(上のヘタれ週刊誌は除く)がさらに注意すべきは、これから国が焦点ずらしの目的を含めて講じてくるであろう救済措置にのみ目を向けるのではなく、「総研」ら詐欺軍団追求の手を緩めないようにすることです。
サンプロ、「総研」追求する気がないようだ
サンデープロジェクトでは今朝も強度偽装問題を取り上げていましたが、見ていてなにか「木を見て森を見ず」の感がしてイライラが募り、北側国交相の登場の前に見るのをやめてしまいました。というのは、「なぜ検査機関は見逃したのか」「なぜ姉歯は断れなかったのか」などの枝葉の問題に未だに―あるいは、あえて―固執していたからです。

総研を頂点とした「悪のビジネスモデル」にはコンサルを受けた木村建設等の業者および姉歯はがっちりと一体化して組込まれていて、そのからくりを知った上でヒューザーなどの建主や販売元が甘い汁を吸おうとして参画したのです。いわばかれらは一大詐欺グループなのです。その親分を追求するのではなく、一兵卒の姉歯の悪事にばかり焦点を当てるような番組の姿勢は的外れに感じられました。たしかに総研の名前を封印したわけではなく出してはいましたが、話題の中心には決してそえようとはしませんでした。意図的に避けたと勘ぐれば勘ぐれるような内容でした。

「詐欺グループ」と検査機関の問題は別物です。検査機関が形だけで実際に機能していなかったことは確かでしょう。だれが最初に偽装に気づいたとか通報したなどということは彼らの責任逃れに過ぎません。やや同情するならば、偽札とは知らずにあるいは疑わずにお金を受け取っていた商店、とみればどうでしょうか。ですから、このような「ざるシステム」を確立した国の責任がより重いのは言を待たないと思います。

もしこの先参考人招致なども含めて、冒頭にあげたように、核心をずらして姉歯と検査機関の問題に矮小化されていくようであれば非常に憂慮すべきことです。今週の参考人招致での鍵は、姉歯が腹をくくってぶちまけるか、そこまでいかなくとも、姉歯と総研は一体であるとの言質を取れるところまで質問者がもっていけるかどうかだと思います(与党には期待できませんが)。そこまでまったくたどり着けずに委員会が終ることになれば、そしてそれが一様に質問者のツッコミ不足によるものであれば、「総研はアンタッチャブル」という政治の意思と捉えてよいかもしれません。
総研:IT知識不足、ホームページ削除してもキャッシュ残りますよ
総研がホームページのコンテンツを大幅に削除したのは周知のことです。自分たちにとって非常にマズいことが書かれていたので消しました、という非常にわかりやすい対処ですが、あたかも文書を焼却したのと同様に「この世から完全に抹消した」と考えていたのでしょうか。キャッシュというかたちで残ること、それによって削除前後の差(=隠したいこと)がよけいにあらわになることを助言できる(知識を有する)ものが総研サイドには誰もいなかったとしか思えない、ある意味笑える脇の甘さです。12月2日の総研の記者会見でここを突いた質問があったとはきいていませんが、どこをどう繕って答えるか聞いてみたいものです。

内河健本人が記者会見に臨んだのは意外でした。当初「海外出張帰りで体調不良」と伝えられていただけに、入院などの常套手段で今後捜査が及んだ場合もまんまと逃げおおせてしまうのではないかと思ったからです。第一段階で姑息な手を使わなかったことだけは褒めておきますが、来週の姉歯が出席する参考人招致に是非同席させ、直接対決させるべきです。

それにしても、建築業界では総研というのはマイナーな存在だったのでしょうか。そうじゃないでしょう。わたしも含め建築業界に縁のない一般人は大半が知らないのは当然としても、業界にあるもがそのいかかがしさを知らないわけはないとおもうのです。業界関係者がテレビでいっている「氷山の一角」というのは信じがたいですし、単なる業界擁護の戯れ言にしか聞こえません。総研から逮捕者がでて初めて「あそこがひどいことやっているのは有名だったのですが...」といったコメントがゾロゾロと出てくるような気がしてしようがありません.

先日の新潮・文春が非常に期待はずれだっただけに、来たる月曜日の「週刊ポスト」「週刊現代」がどれほど総研へ突っ込んでいるかを注目したいと思います。「きっこの日記」の足下にも及ばない可能性もなきにしもあらずではありますが。
ジョン没後25年:BBCで1970年のインタビュー放送(予定)
John Lennonの25回目の命日に合わせてでしょう、BBCがBeatles解散後8か月後に収録したRolling Stones Magazineによるインタビューを初めてラジオ放送するらしく(現地12/4)、ウェブで一部を紹介しています。題して「Lennon reveals all in new tapes(新たなテープですべてが明らかになる)」

内容は「"the Fab Four"(=Beatles)のクリーンなイメージを打破する」もので、次のような発言があります。

  • 「取り巻きがオレたちにイメージを壊さずにいてほしかったのは、かれらにすれば、持ち運びできる(古代)ローマ(のような退廃的な生活)を奪わないでくれ、ということさ。そこには家も車も恋人、妻、オフィスガール、パーティー、酒、ドラッグ、何でもあったんだから」

  • 「ツアーではグルーピーが見つからなければ、売春婦を買ったよ。彼女たちと一緒に撮った写真もあったけど、暴露してスキャンダルにしたいヤツなどいなかったよ」

  • 「マネージャーのBrian Epsteinの死後、オレたち3人はサイドメンとしてPaulを養ったんだ」

  • 「Lennon/McCartneyとしての作品は、ごく初期のI Want to Hold Your Handなどを除けば、別々に書いたものだ」

  • 「すべてのアルバムで、オレたちが先にやって二か月後にRolling Stonesがそれをまねたことを一覧にしたいくらいだよ」

  • 「天才でいることは楽しくない。拷問だ」


今でこそ広く知られていることがらですが、当時Rolling Stones Magazineに掲載されたときの衝撃は如何ばかりだったでしょうか。まさに「クリーンなイメージを打破」されファンも面食らったのではないでしょうか。
のちにJohnもこのときのPaulへのあしざまな発言を訂正したはずですが、当時としては偽らざる感情の発露だったのでしょう。

ぜひ肉声を聞きたいものですが、BBCのことですから、放送後ストリーム公開してくれると思います。期待しています。
強度偽装:マスコミの「総研」追求、期待と危惧
2ちゃんねるからのネタですが、強度偽装の黒幕「総研」と木村建設の関係について、木村の地元紙くまにち.comが『耐震強度偽造「総研」、平成設計との関連認める』として報じています。
そのなかで、総研側は「鉄筋を減らせなどという指導はしていない」し、「姉歯事務所、ヒューザー、シノケンについては今回の報道で初めて名前を知った」などと、当然と言えば当然の「否定」コメントを出しているようです。

読売新聞や夕刊フジも総研を記事にしているようですし、マスコミも徐々に小嶋氏などの各プレーヤではなく、問題の「真相」「深層」に触れようとしている気配が感じられます。この動きが、ある権力によって闇に葬られることがないように他の大手新聞やテレビも後追いして、まずは世の主婦層をはじめとして小嶋・姉歯しかみていないひとたちが「総研」の存在に気づくようにチカラを注いでいただきたいものです。

このようにマスコミへ期待していた矢先、今日発売の「週刊新潮」「週刊文春」は新聞広告を見るかぎり、参考人招致された人々の身辺ネタに終始しているようです。週刊朝日はいちはやく「黒幕」報道をしていますし、その後国交委で「総研」とのつきあいを木村建設が認めた今となっては両誌ともに遅れをとっていると言わざるを得ません。締め切りの兼ね合いやウラを取るため間に合わなかった、と好意的に解釈してもよいのですが、すでに朝日に抜かれているだけに、それ以上の突っ込んだ記事を期待していたものとすれば非常に残念でした。「総研」ネタはアンタッチャブル、まさかそんなことは間違ってもないことを祈りたいと思います。

くわえてさまざまなところで語られているように、警察・検察は姉歯の身辺保護もしくは早期の逮捕によって絶対にかれが「消される」ようなことがないようにしなくてはなりません。
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