I have something to say
わたしが近ごろかんがえていることを徒然なるままに...
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議員年金廃止:怒ろう!知らぬ間に「甘~い」ものになってるぞ
耐震偽装・ライブドア・米産輸入牛肉に関する報道が連日なされています。それに付随して、とくに自民党にとっては近年なかった大きなスキャンダルへの可能性がいわれています。小泉政治のイメージ操作に騙され盲目的に支持してきた国民の目を覚ますべく、この際膿を出し切るまでいまこそマスコミは奮闘していただきたいものです。

しかし他方、これだけ大きな事件が一気に噴出した結果、他の重要な事柄が波間に埋もれてしまうようなことが生じています。そのひとつが、1月30日衆議院で可決し、参議院を経て2月2日にも成立するとみられている議員年金廃止法案です。与党案での優遇ぶりは依然として残り、とうてい「廃止」とは呼べないものになっています。

以下のように大手各紙もそろって伝えてはいるのですが、前述の各事件のインパクトが強すぎるあまり、テレビでの報道はほとんどなく世間への浸透度が懸念されるところです。これらの事実を目にする機会そのものが減れば、当然怒りの声も上がりにくくなるでしょう。

毎日「国会議員年金 与党案では廃止にならない」
産経「議員年金廃止法案 実態変わらず“優遇"退職金制度導入の動きも」
読売「議員年金廃止法案 来月成立へ」
東京「議員年金法案 これで廃止のつもりか」

昨年、もともと議員に甘い案を示した与党に対して民主党案に近い「完全廃止」を指令した小泉でしたが、翌日すぐそれを撤回するというドタバタを経ての茶番です。
情けないのはより厳しい案をだしていたはずの民主党です。「与党案が成立した場合、民主党議員全員は一括返還を選ぶのかというと、そうではなく(在職10年議員では3年程度で元のとれる)年金支給であろう」ですと。ヘタレもここに極まれりです。
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中川農相謝罪:小泉・武部・竹中の場合と比較してみる
本日の東京新聞webに「農相が自らの責任に言及」という記事がありました。概略は、昨年11月のアメリカ産牛肉の輸入再開に当たり、食肉処理施設に対する現地調査を前提にすると閣議決定していたにもかかわらず、実際には再開前に検査官は派遣されていなかった、ということです。結果的には、その後発覚したアメリカでの杜撰な検査体制に直接関連してしまったミスだけに責任は非常に大きいと言わざるを得ません。今後の展開や予想される紛糾はこの際措くとして、中川昭一農相は「閣議決定通りにしなかった。おわびしたい」と陳謝したそうです。極々当然の応対です。しかし、その姿勢が"新鮮"に感じられたのが率直なわたしの感想です。

同じ自民党の閣僚・幹部でありながら、衆院選で強力に応援をしたライブドア堀江の逮捕をめぐって小泉・武部・竹中はともに別問題だと強弁した挙げ句にやっとというかたちで謝罪しました。しかも、その言い方は「不明と言われれば甘んじて受ける」、「反省すべきは反省する」です。文言にも態度にも真摯なものが感じられませんでした。わたしにはこう聞こえました。「あなたたちがそんなに言うんだったら、悪い点もあったんでしょう。しようがない、甘んじて受けますよ」、「反省すべき点、それがどこなのかよくわかりませんが、もしあるとすれば反省します」と。
詳細にみると「反省すべきだと思う」とか「反省することに尽きる」と発言していたようです。「反省します」で止めない言い方もいかにも他人ごとのようでずる賢く、その場をやり過ごすのが最大の目的で心底から反省などしていないのがわかります。

いま耐震偽装・ライブドア・輸入牛肉の三点セットで窮地に立っている自民党の一閣僚が、その問題のひとつにかかわるミスについてごく普通に「おわびする」と発言した、その屁理屈なしの謝罪にむしろ違和感を感じさせるほど前述三者はわれわれをナメていたということです。もし「政治的に高度な発言」というなら、かれらはそこから最も遠いところにいる人たちだと言いたいです。
安倍チャン:絶好の顔見せ「定例記者会見」が一転、茨の道に
安倍晋三を官房長官に指名したのは、内閣のスポークスマンとしてますます世間への露出度が増すことで、これからの後継者争いでのアドバンテージにしてほしい、という小泉の意志が働いたものかもしれません。

しかし、「耐震偽装」「ライブドア問題」で自民党にすればとんでもない窮地に陥っています。小泉はともかくとして、武部そして当の安倍にも(オモテのメディアではまだ名指しされていないが)黒い噂が飛びかっています。

27日深夜の「朝生」および本日の「サンプロ」でも暴力団、政治家の関与への疑念が"公然と"発せられていました。新聞紙上でも"鳩山幹事長:投資事業組合に「自民政治家が関与も」"という記事が展開されています。

さて、安倍です。最初の目論見とは違い、有利に働くはずの定例記者会見は今後「茨の道」となりそうです。それも、宰相となるのは既定路線なのだが、そのまえのちょっとした「試練」といった生やさしいものではなく、下手をすると後継者候補どころか政治生命を失うことにもなりえるという意味でです。なにせ、当人も疑惑をかけられている主役のひとりなのですから。さらに、先日の予算委員会での「色をなした」場面を繰り返してはならないというプレッシャーもあるでしょう。相当にタフな日々が続くとお察しします。

もはや「拉致事件」で得た「ヒーロー」のイメージの貯金は早晩空っぽになるでしょう。堀江の逮捕後、かれの胡散臭さを昔から察知していたなどとのたまう人もでてきています。現在安倍の胡散臭さについて世間では気付いていない人が大半でしょう。今後明らかになってくるダークな情報毎にかれの記者会見での表情・言動に注視しましょう。この場合、官房長官という立場上そこから逃げられないというのが何とも皮肉でかつ滑稽ではないですか。
予算委員会:安倍チャン「打たれ弱い」と見た
きょうの予算委員会での安倍晋三官房長官の答弁を(ラジオで)聞いての感想ですが、非常に「打たれ弱い」印象を受けました。

ヒューザー社長・小嶋曰く、自分は「安晋会」会員で安倍の政策秘書である飯塚氏に口利きを頼み、その後飯塚氏からは「国交省審議官へ伝えた」旨電話をうけたと。その小嶋証言をもとに、馬淵委員から安倍長官へ質問がなされましたが、聞かれた内容には答えず「安晋会」について弁明的な説明をするなどやや過剰とも感じられる反応を示していました。かなり饒舌になっていましたし、声音からも明らかに感情的になっていたことが聞いてとれました。

ここで小嶋・安倍それぞれの言い分が完全に対立しました。安倍は質問者に対し、小嶋の言い分を「鵜呑み」にしている、果てはそれに基づいた質問そのものが「偽装」だと発言していました。そのココロは「あの小嶋と国民的支持の高いオレとどちらが信用されると思っているんだ」という自信だったでしょうか。

いままでわれわれが目にした安倍の発言の場の多くは、ぶら下がりインタビューやシンパ的テレビ番組(報道2001、サンプロなど)、右寄りの雑誌(正論、諸君!など)であり、強行的な発言がしやすい、あるいは対立勢力との討論があっても重要な責任を伴わない環境におけるものでした。現在のスポークマン的立場である官房長官に就任してからは毎日記者会見を行うとはいえ、あの場では厳しく詰め寄られることはないのです。

そういう意味ではきょうが閣僚として攻撃に晒されるデビュー戦だったのです。あの興奮ぶり(質問者に「興奮しないで」と言ったわりには自分がそうだった)からして、ポスト小泉・次期首相などとんでもありません。「サンプロで30分間かっこ良く発言して、はい終わり」ではないのです。この先だんだん化けの皮がはがされていくような気がします。結果として、見た目や耳ざわりのよさで支持している人々へ冷水を浴びせることになれば、と思います。
まずは、映像ではどのような「口吻」「表情」であったかテレビで確かめるとしましょう。
ホリエモン報道、ネタ切れか:小学生時代の逸話載せてます
ライブドア前社長・堀江貴文への取材は、電話を通じて逮捕直前まで可能だったらしく、昨日のテレビでは憔悴しきったような彼の肉声が流されていました。今後新たな映像・肉声などしばらくは望むべくもない状態となったためか、彼が入っているであろう独居房の様子をみせたりする"従来通りの"ワイドショーが戻ってきています。

昨年末の女児殺害あたりから耐震偽装など"重い"事件が続出したため、芸能ネタをはじめとした軽薄ネタは片隅に追いやられるという状態が年明け後もずっと続いてきました(そういった中でもワイドショー的手法でのキワモノ扱いを受けたのが唯一ヒューザー・小嶋社長だったでしょうか)。それにつづく今回のライブドア事件の発覚でしたが、主役の逮捕でややネタ切れとなり、他の事件を含めてひと息つくべき谷間に入ったようです。

これはひとりテレビだけではないようです。大手紙でもヌルいネタが散見されるようになりました。
YOMIURI ONLINE「百科事典を暗記、共同作業はイヤな顔…幼少から堀江流」
MSN毎日インタラクティブ「馬のホリエモン:28日に出走」

マスコミからは、取材対象である堀江を過度に追っかけることで彼を利することになったことへの反省の弁はほとんど聞かれません。報道姿勢において同質だった"刺客"(その後の"小泉チルドレン")を例に挙げるまでもなく、この際改めて猛省を促したいと思います。
ホリエモンと一緒に撮った写メール残します、消します?
ライブドア社長・堀江貴文に"容疑者"の呼称がついて一夜があけました。捜査から一週間という電光石火の逮捕で彼は一転、小菅の人となりました。

捜査突入以降、彼の来し方が映像・語録などとともに何度も放映されました。球団買収に名乗りを上げたのを機に"全国区の顔"となり、その後様々な場面でのマスコミ登場でうなぎ上りに人気を博したこと。そして、世間に違和感を持たれながらも、9.11衆院選への出馬です。

あのとき、選挙区ではケイタイをかざし、大はしゃぎするたくさんの人たちがいました――選挙戦当時、そのような映像が何度も放映されました。彼が候補者というよりタレント・有名人として扱われたのだとすれば、それは合点がいきます。しかし、雰囲気に流されたとはいえ、彼をすすんでで支持し、あの熱狂の渦に酔っていたひとも少なくはなかったでしょう。

そのような人たちがわずか4か月後の彼の凋落ぶりと"(裏の)真の姿"を知ってどう思っているでしょうか。外向けに言い訳する必要はないひとたちですから、まさか「人間を全部調査するのはなかなかできないことだ。自民、民主、共産各党とも議員に不祥事があった場合もある」(1月17日・小泉純一郎)とは思っていないでしょう。

あのとき、嬉々としてホリエモンと写真に納まろうとしているところを撮影され、今回の事件でその場面が再度放映されてしまったあなた、アホにしか見えませんよ。いますごく恥ずかしい思いをしているのではありませんか。撮影はされなかったが、同じようなことをしていたあなたも同じ気持ちではありませんか。

これはホリエモンが立候補した広島6区だけに限りません。"刺客"たちが立った各選挙区で、そして小泉が応援で訪れた各所で同様の狂想曲が演じられていたはずです。
堀江逮捕が単なる犯罪の解明にとどまらず、9.11で自民党の"作戦"にまんまとハメられ自民党に投票した人たちに冷水を浴びせるきっかけとなり、その結果として劇場型政治からの脱却つながることになれば幸いです。
権力と闇世界の癒着:ホリエモンも安倍晋三も
いわゆる闇の世界の人たちは、当り前のことですが、テレビなどに出て人気ものになることはありませんし、まず週刊誌あたりが相当覚悟を決めて記事にしたときを除いてその実態をわれわれが知ることはありません(新聞・テレビが先陣をきることは「ない」と断じてよいでしょう)。われわれ「堅気」のほとんどは、日本の政治や経済をはじめ様々の中枢に巣食っている「闇世界」を実感することなく日常生活を営んでいます。

その同じ日常生活のなかで、われわれが操作されているのか否かは別にして、昨今、政界・経済界の人気ものをはやしたててきました。各々の代表格が官房長官・安倍晋三とライブドア・堀江貴文です。そしてこの両人とも「闇世界」と密接につながっているらしいのです。
以下、「表」では報じられない、おもにネット上の情報についての感想です。もちろん真偽は定かではありませんが、はなし半分としても一読する価値はあると判断しました。

堀江については、いま株の不正取引きや粉飾決算の捜査が進行中ですが、東京地検特捜部の本来の狙いは株取引きの資金元となった暴力団のアングラマネーだともいわれています。だからこそ、堀江と「密月」関係にある自民党に遠慮することなく敢行できたのだと。具体的にはライブドア傘下のダイナシティをめぐる疑惑です。ライブドアには以前からこのスジとのきな臭い噂が何度かたっていたようです。プロ野球参入に名乗りをあげた時、ナベツネこと渡辺恒雄は堀江を痛罵して拒否しましたが、いま思うと、感情だけで発言したのではなく実態としてのライブドアのいかがわしさをあの時点で具体的に知っていたのかもしれません。

安倍の、拉致、靖国の問題での中韓への毅然とした物言いをわたしも当初は好意的に評価していました。HNK・朝日問題のときも安倍の発言を支持しましたが、振り返ると単なる「ひいき」に過ぎなかったとも思えます。ポスト小泉としての世論の彼への圧倒的な支持の源は従来の土下座外交払拭への期待と見た目のスマートさだと思います。しかし、あるサイトでは、「強硬派」なのではなく単なる「国粋主義者」なのだといいます。彼もまた地元では暴力団とのつながりがあるようです。また最近ではヒューザー・小嶋への口利きにも名前があがっています。こうなってくるとこの人も従来型の自民党議員の典型にみえてきます。さらに、偏見を承知で言えば、祖父・岸信介、父・安倍晋太郎両名が東京帝国大学法学部出身でありながら、その血を引くプリンスが成蹊大学法学部卒とは一段落ちどころの話ではありません。うがった見方をすれば、つまりは父祖の「地盤」を引き継ぎ、父祖の「威光」で身を処しているだけの幻影ではないかと思えてくるのです。われわれは手遅れになるまえに、小泉劇場型政治、すなわち見た目・イメージで支持を集める手法に一刻も早く気付き、そこから脱却すべきではないでしょうか。
センター試験「リスニング」:プレーヤはiPod?
昨日行なわれた大学入試センター試験での初の試み「リスニング」ですが、いろいろと疑問がわいてきます。

  • 最大の疑問は、なぜ一般的なスピーカでの実施がなされなかったのかということ。受験会場は大学などの講義で使われる教室であろうから音響設備は既に整っているであろう。もし、なくとも簡易的な設置は可能なはず。スピーカが否定された理由はなんだったのか。

  • ICプレーヤを聞きながら隣でぶつぶつつぶやくような受験生がいて集中できなかった、というコメントもあった。スピーカ不使用の弊害のひとつではないか。

  • ICプレーヤ・音声メモリのコスト(志願者55万人分)はどこが負担したのか。大手予備校では本番と同仕様のプレーヤを使って模試を繰り返したそうである。背景に経済効果をねらった特定メーカー向けの動き(簡単にいえば癒着のようなもの)はなかったか。

  • 「途中でプレーヤーが故障した場合、受験生は黙って挙手。試験終了後に、故障した時点の問題から再テストを受けることになっていた」そうである。400人あまりが不幸にも不具合に見舞われたらしいが、彼らがはっきり「故障」と断定し申告するまでの過程(いろいろ何度もいじくったであろう)で、時間的ロスと心理的焦りが相まって相当なストレスに晒されたことは十分に想像できる。ただでさえ尋常でない受験の場で、いたずらに負担を課す迷惑な「試み」ではなかったろうか。

  • さらに、受験生がプレーヤ不具合を申し出た場合、試験監督はイヤホンで確認することなく、受験生の申告に基づいて再試験が行われたそうである(その場で「聞こえるじゃないか」「いえ、さっきは聞こえませんでした」等のやりとりが周りへの迷惑になることを考慮したともとれるが、要はトラブルが不測の方向へ発展するを避けるためでは)。故意か否かについては最初から性善説の立場だったらしい。再試験をあえて狙った場合も考えられるが、これらは運用上問題なかったか。


入試では筆記道具ーープラス、事前に許可されていれば電卓など「自前」の道具ーー以外は不要ではないでしょうか。今回の「リスニング」、特別な機器の使用と運用のあいまいさ、そして繰り返しになりますが、なによりも受験生に余計な神経を使わせたということで、わたしは失敗の評価を下したいと思います。
小嶋社長「証人喚問」:テープの(威勢のいい)肉声聞きたかった
昨日の小嶋社長に対する証人喚問、惨澹たるものでした。収穫は民主党・馬淵委員によって明らかにされたものだけでした。自民党は前回の「独演会」とは違う手で時間潰しに努めていました。

衛藤征士郎
絶対触れないと予想されていた伊藤公介議員との関連については裏をかくように進んで質問するも、「国交省へは同行したが横で聞いていただけ」という既知の証言を得たに過ぎず。ファミリー会社との関係は当然のごとく追求せず。また「困る人がでる」発言の真意を質すも、さしさわりない答弁。「伊藤議員の件、身内ですが自民党はしっかり聞きました」というポーズを示すことが眼目だったか。

早川忠孝
冒頭元気よく「多岐に渡って質問します」宣言するも、「刑事訴追のおそれがありますので控えさせていただきます」連発に対しては怒ることも警告することもなく、この答弁拒否を容認する下地を作って任務終了。

これでは自民党と小嶋とのあいだで何らかの「打合せ」か「脅し」があったと誰もが思うでしょう(前回と打って変わっての借りてきたネコぶりを見よ。自民党がゴネて日程を引き延ばしたのだが、これでできた時間的余裕を「工作」に利用したのか)。前回質問の甘さを指摘され反省したはずの自民党ですが、その失態を本気で挽回しようとする気概はとうてい感じられませんでした(最初からその気がないのだから当たりまえだが)。こんなミエミエの猿芝居でお茶を濁し幕引きをはかろうとする感覚が信じられません。「改革」の連呼に多くのひとが惑わされてきましたが、旧態依然とした自民党のすがたがそこにあります。

次のバッター公明党・佐藤茂樹は内容にはとくに見るものはなかったものの、「差し控えさせて」連発にはさすがにキレ、「アナタ何しにきたんですか」「どの部分が訴追に当たるんですか」と言わしめました。これが普通の反応でしょう、自民党さん。

長妻昭委員の時、おおいに笑わせられた場面がありました。

  • 長妻:(ある質問を行なう。内容はこの際問題ではない)
  • 小嶋:(委員長へ)「相談します」
  • 小嶋:(補佐人との相談終って)「先程の質問聞きそびれたのでもう一度お願いします」
  • 長妻:(もういちど質問をくりかえす)
  • 小嶋:(委員長へ)「相談します」
  • 林幹雄委員長:(間髪を入れず、激して、最初の相談を)「聞きそびれた質問がなぜ相談できるんですか。答えなさい」

そして、馬淵澄夫。今回の切札はマンション住人への説明会での小嶋の発言を収めたテープでした。そのころは政府支援を得られる自信があったのでしょう、安倍晋三氏や「次の国交省事務次官(候補)」氏に働きかけたことで手応えがあることを住民へ開陳していました。ビックネームを出すことで自分の政界とのつながりを誇示し住民へ安心感を与えるという催眠効果も狙っていたのかもしれませんが、後日墓穴を掘る元になろうとは思ってもいなかったでしょう。

野党にとって、小嶋の「証言拒否」作戦は予想外だったでしょうが、馬淵委員は自分の番がくるまでに追求方針を「テープ」に切替えたのでしょうか。いずれにしても、馬淵委員に「テープ」ネタがあったのは幸いでした(これも前回と同様、最も頼れる人物に重要なネタが提供された結果)。小嶋自身の肉声で語っている内容が確固として存在しているのですから、「控えさせて」は全く意味を持ちません。小嶋も観念したのか、安倍晋三秘書への口聞き依頼をあっさり認めることとなりました。

証言拒否で耐震偽装の実態解明には何ら進展がありませんでした。しかし、自民党委員の相も変わらぬ真剣味の感じられない姿勢、伊藤公介の疑惑はそのまま残ったこと、そしてあらたに安倍晋三の名前がでたことで(自民党というより)森派との癒着は巷間言われるとおりではないか、と思わせるものとなりました。今後の国会とくに予算委員会での追求におおいに期待したいところです。
ホリエモン:崖っぷちから這いあがれるか
先の衆院戦で自民党は、「無所属」で出馬したホリエモンことライブドア社長・堀江貴文氏を実質的には「公認」していたのは周知のことです。MSN毎日インタラクティブ「ライブドア:強制捜査 自民党幹部、堀江氏に早くも予防線」によれば、「堀江氏は選挙後も、昨年10月に自民党本部を訪ね、武部氏と党の財政強化策などについて意見交換するなど、関係が続いていた」そうです。自民党幹事長との「密月」ぶりからイコール政府の庇護下にある(あった)とみるのは飛躍しすぎでしょうか。

もしそうであるならば、今回のライブドアへの強制捜査を政府が許したのはなぜでしょうか。まさかとは思いますが、今日の小嶋氏の証人喚問への世間の注目を逸らすために堀江氏を「切った」のでしょうか。証人喚問の日程を「あえて」宮崎勤被告の最高裁判決日にぶつけたのに、それだけでは心許ないと判断したのでしょうか。それにしても、このような政府・与党に不利な事案への世間の注視を避けるための、恣意的な日取り決定や捜査が本当に行なわれているとすれば、国民をバカにするにも程があります。

ところで、堀江氏ですが、近鉄バッファローズ買収に名乗りをあげたときは、若くして成功した実績をひっ下げて既成概念にとらわれない姿がとくに若者たちには「ヒーロー」に見えたのですが、その後のニッポン放送株取得における手法やメディアへの頻繁な登場で世間での評価は徐々に「胡散臭い」存在に変わっていきました。

往々にして「時代の寵児」(この呼称は堀江氏にはもったいないですが)が些細なつまずきから転落するというのは古今東西珍しいことではありません。マスコミも氏が提供する多くのくだらないネタを追っかけましたが、その宣伝のおかげで氏は会社の知名度を上げ、結果として株高という果実を得、そこから次々にM&Aを仕掛けて成功させました。まさに「持ちつ、持たれつ」の関係だったのです。氏のことですから、計算ずくの行動だったでしょう。いまマスコミは概ね非難の論調ですが、氏が少なくとも逮捕もされず辞職もしなかったら、いずれまたなあなあの関係が復活するのではないでしょうか。
伊藤公介:完全に網に掛かったようです
まずは、まえのエントリ「諏訪の男児行方不明(「食事与えた」ウソ女の事件)、未解決の怪」で触れた事件ですが、「長野・岡谷の小5男児不明:龍櫻君、遺体で発見--諏訪湖」という結果となってしまいました。残念なことです。

さて、あすがヒューザー社長・小嶋進氏の証人喚問という段になって「ヒューザー物件、元国土庁長官の三男が管理」というニュースが飛び込んできました。これではいかに自民党といえどもこれ以上伊藤公介議員を庇いとおすわけにもいかず、彼の参考人招致または証人喚問は間違いないところとなるでしょう。

ヒューザー関連の話題からは離れますが、この記事によると「伊藤元長官の三男が社長の会社には伊藤元長官の妻や公設秘書を務める二男が役員に就任している」とのことです。中小企業の社長が自分の妻を「専務」などに就かせているのと同じことを、恥ずかしげもなくやっている代議士がいまもしっかり存在するのです。さらに、一時期大問題になった身内を公設秘書として使うことの自粛の動きも結局は絵に書いた餅だったことも明らかになりました。おそらく与党に限らず野党もそうだと思いますが、残念ながら「喉もと過ぎれば...」の例えどおりです。こういう事があるから政治不信に歯止めがかからないのです。

小嶋社長の喚問が終ったら、早速伊藤公介を叩かねばなりません。そしてそれを庇ってまで隠蔽したがった自民党の暗部をさらけ出し、大スキャンダルにして与野党ともに今も巣食う「ワル」を一斉にあぶり出しましょう。
諏訪の男児行方不明(「食事与えた」ウソ女の事件)、未解決の怪
昨年末、小学一年の女児への凶行が続いて間もなく起きた、男児が行方不明になりその子に「食事を与えた」女性が現れたのちそれが狂言とわかったあの事件。その後まったく報道がなされなくなりましたが、もう一月も半ばです、当方が知らないうちに、あるいは見逃すような小さい扱いのうちに解決したのかと思い調べてみました。

以下、MSN毎日インタラクティブから引用します。
2005年12月16日「岡谷の小5男児不明:立て看板設置、情報提供呼びかけ」および12月10日「長野・岡谷の小5男児不明:『食事与えた』証言はうそ」(リンク切れのためキャッシュより)から時系列に整理します。

12月3日
諏訪市立高島小5年、堀内龍櫻くん行方不明
12月5日
諏訪市内女性、警察へ「4日に似た男の子へ食事を与えた」と通報
12月8日
同女、証言がウソであることを認める
12月15日
情報提供を呼びかける立て看板を設置

ちょっと不思議なのは、毎日のほかに朝日、産経、読売の各サイトを検索してみたのですが、毎日以外では全然ヒットしないのです。単に無料での情報提供の範囲を超えている(遡る日数の制限など)からかもしれませんが。MSN毎日インタラクティブにしても検索結果には二十数件引っ掛かったものの、上で示したような「リンク切れ」が多く存在したのです。

何か意図的に情報隠しを行っている、というのは勘ぐり過ぎでしょうか。少なくとも事件は今日現在未解決のようです。MSN毎日インタラクティブでは12月16日付の記事が関連報道の最後のようです。何らかの「報道協定」が結ばれているでしょうか。(と、ここまで書いたところで、地元紙・長野日報が1月3日付で「堀内龍櫻君、行方不明から1カ月 依然足取りつかめず」として報じていました)

今後のリンク切れに備えて念のため冒頭の2記事を貼付けておきましょう。
[諏訪の男児行方不明(「食事与えた」ウソ女の事件)、未解決の怪]の続きを読む
学会系雑誌での池田大作「対談」は「使い回し」なのか
創価学会に輪転機稼働で恩恵を受けているある全国紙をみていると、当然ですが学会系雑誌の広告を頻繁に目にします。そしてどの雑誌にも毎回、池田大作と外国人との「対談」が載っているようです(少なくとも、『グラフSGI』『潮』『第三文明』『灯台』『パンプキン』では必ず。それにしても『パンプキン』などは家庭向けの雑誌にみえるのだが、それにさえ載せる異常さよ。まあ、一連の雑誌の購読者は学会員で占められているのだろうが)。

前々から疑問に思っていたのは、この外国人たちがどれほど偉い方なのかわかりませんが、これらは最近行われた対談なのか、ということです。わたしは、何年も前のものを何回も「使い回し」しているのではと疑っています。というのは、池田大作は健康上の不安があるといわれて久しいうえに、しばしば「死亡説」まで流れてくるではありませんか。もしこれらの「対談」が最近のものであればそれはズバリ「健在」を裏付けるものであり、この種の「うわさ」がたつはずはないからです。

新聞紙上の広告では対談日時は一切明記されていませんが、対談相手とのツーショット写真が添えられていることがあります。それを見るかぎり池田大作は恰幅もよく、まったく病的には見えないどころかせいぜい60歳代といったところです(実際は1928年生まれですから78歳。直近に公開された写真はどこで見られるでしょうか)。

各雑誌のホームページから最新号の「対談」見出しをひろってきました(ヒマやのぉ)。

「潮」2006年2月号
連載対談8=最終回 地球平和への探究。
人類の未来へ 世界市民の育成を。 
(J・ロートブラットVS池田大作)

「パンプキン」2006年1月号
【連載対談】 友情の大草原――モンゴルと日本の語らい第三章「私たちの生きた時代」第三節「文学と人生 真実を求めて」
池田大作+ドジョーギーン・ツェデブ

「第三文明」2006年2月号
連載対談 第11回「平和の文化」のグローバル化
      創価学会インタナショナル会長 池田大作
      ハーバード大学教授 ドゥ・ウェイミン

「灯台」2006年2月号
[新・連載対談] 人道の世紀へ――インドの哲学と教育を語る
ニーラカンタ・ラダクリシュナン(インド国立ガンジー記念館前館長)
池田大作(創価大学創立者)

各誌の対談相手はすべて異なります。また、すべて「連載対談」となっていることから、一回の対談を数回に分けて長く「ひっぱって」いるようです。これを何誌かで回せばかなり持ちますね。学会員はよくわからないながらも「年がら年中、外国のお偉いさんとむずかしい話をされている。さすがは名誉会長。」と感じ入るのではないでしょうか。

どなたか事情に通じたかたはいらっしゃらないでしょうか。「対談」は何度も使い回しているのか、そうだとすれば最大何年前の対談まで遡ってそうしているのか。くだらないことながら興味が湧きます。
Apple:ついにIntel搭載Mac発表
ついにApple ComputerがIntel搭載機を発表しました。当初、最初の発売は2006年6月とアナウンスされていただけにかなりの前倒しとなりました。

ノートは"PowerBook"から新たに"MacBook Pro"と名称を変えたようです(もはやPowerプロセッサを使ってないのですから当然と言えば当然ですが)。発表されたもう一方の"iMac"はそのままですから、このあと登場する"iBook"もそのままと予想できますが、"PowerMac"はどう変わるのでしょうか。

PC/AT互換機-Wintel軍団に敢然と立ち向かっていたApple Computerを象徴する"Power"の冠が名称からなくなることに一抹の寂しさを覚えます。Powerプロセッサ搭載という意味以外に、その単語の通り「力強さ」を感じさせ、かつシンプルで秀逸なネーミングだと思っていました。

いままでAppleのマシンはプロセッサの動作周波数ではたえず遅れをとっていたものの、ベンチマークによる性能ではWintelを凌駕しているという「宣伝文句」を頼もしくながめていましたが、今後プロセッサについては同じ土俵に立つことになり、そういったことで溜飲を下げることはなくなってしまいます。

ここ数日中に詳しい内容が明らかになるとは思いますが、わたしの最大の興味は、既存のPC/AT互換機にOS Xは載らないはずですから、ハード上どのような独自設計になっているのかということです。関連して、BIOSのようなダサイ仕掛けは使っていないとは思いますが、それに相当するものがあるのかも知りたいところです。

わたしがIntel版Macを手にできるのは果たしていつになるかわかりませんが、楽しみは後にとっておくということでひとまず納得しておきましょう。
「自分がいま所属する学校」は「自校」か「母校」か?
MSN毎日インタラクティブの「安藤美姫:自校で五輪壮行会 名古屋・中京大中京高」、記事の中身ではなくタイトルの「自校」に違和感を感じているところです。なにかフィットしていないのです。字面をみれば誰もが深く考える事なくすんなりと「自分の学校」と読み取るのは容易に想像がつきますが、そもそも「自校」とはポピュラーな単語でしょうか。わたしのパソコンの変換では候補に「自校」はありません(ちなみに、「自校」よりは耳馴染みのある「自分の車」を意味する「自車」も候補に現れませんが)。

なぜ一般的な「母校」を用いなかったのでしょうか。第一番の意味である「自分が卒業した学校」の意味に取られるのを避ける意図がはたらいたのでしょうか。しかし、れっきとした第二義として「自分がいま学んでいる学校」があるのです。実際、在学中でも「母校」と呼ぶのは一般的ではないでしょうか。わたし的にはこのタイトル命名者(「整理部」でしたっけ)は失格です。

最後に、安藤美姫さん、話し方もその内容も、話すときの口のあけ具合もひどいですね。まったく知性が感じられませんね。と、いっていたらなんと「安藤美姫:中京大に推薦合格」だそうです。「トヨタ自動車に来春就職することが内定している。今後は選手生活を続けるうえでトヨタの支援を受ける一方、研究施設などが充実している中京大で競技力の向上を図る意向だ。」とあって、結局身分は学生なのか社会人なのかよくわかりませんが、優遇されている事は確かのようです。ただ最近の失速ぶりから、トリノでの活躍も「?」である事に加えて、その先も成長が期待できる「逸材」のようには思えないのです。彼女のアホっぽさから宣伝効果も「?」ではないですか。過度の先行投資はヤケド...おっと、天下のトヨタにもの申しても仕方のないことです。
NHK:7時のニュースになんでヤワラでてくんねん
まったくもってNHKは次から次に突っ込むネタを提供してくれます。完全におかしくなっているようです。

昨日夜7時のニュースになんと「谷亮子の出産退院」を組込みました。周りを囲んだ芸能リポーターによるお約束の甲高い「おめでとーございまーす」の合唱で迎えられる谷登場の場面から見せていました。

災害に遭遇した臨月の妊婦が無事出産したといった出来事は報じてしかるべきニュースでしょう。
しかし「NHK夜7時のニュース」で有名人の出産を報じるのは如何にも違和感があります。実際、皇族以外の例を思いだせません。いくら「五輪金メダリストで、今も現役で、次期も狙っている女性アスリートの出産」という(もしかして)「前代未聞」の出来事だったとしても「7時」で扱うネタでしょうか。昨日は「拉致」「大雪」「経済三団体の新年会」などを報じていましたが、世界規模の大ネタである「シャロン首相重篤」にこそもっと時間を割くべきではなかったでしょうか。

放送の際、どの部署が決定するのかわかりませんが「谷、出産退院」の枠を組込んだことは、良し悪しは別にして、ある一線を越えたという意味で「画期的」な事だったのではないでしょうか。
その谷夫妻ですが、夫の佳知は命名について「お父さんお母さんの一字一字で○○とつけました」といっていました。「お父さんお母さん」とはなんですか、「一字一字で」とはなんですか。「私たち夫婦の名前から一字ずつとって..」といった表現ができないのですか。亮子も出産の感想の中で「おかあさんってすばらしい」といっていましたが、母親全般というより自分を指しているように聞こえました。

「アホ夫婦の会見」と「シャロン」、一日のニュースとしてどちらが重要ですか。事の軽重をまったく見誤っているとしか思えません。
地上デジタル放送:いちど眉につばして考えよう
MSN毎日インタラクティブできょうから「テレビが消える日」と題して地上デジタル放送化に関する連載をはじめました。

第一回目は、総務省のアンケートで2011年7月でアナログ放送が完全に停止することの認識率が9.2%しかなかったことで、その背景の分析と周知徹底の巻き返しにむけた動きを追っています。

わたしも地デジ化で「視聴難民」がでることは知っていましたし、それどころか、このプロジェクト自体が失敗に終るという予測も何度か目にしました。復習を兼ねて再度調べてみましたが否定的な論調の代表をあげておきます。

「大手商業メディアが小泉政権に魂を売り渡した真相」
小泉は自分に有利となる「偏向報道」とのバーターで地デジ正式導入を決定(2002年7月)。税金投入で民放は大儲け。CS利用でコストをかけず実現可能だったはず。
すべてを疑え!! MAMO's Site「放送デジタル化」
計画が既に破綻しているとし、修正提言までしている。地デジ全般にわたりとにかく詳しい。わたしもまだすべて読了しておらず。

冒頭の連載が「難民問題」以外にも失敗の可能性などネガティブな情報にどれだけ言及できるか、見守りたいと思います。
耐震偽装:内河さんも人並みに正月をすごしたのだろうか?
John Lennonに"How Do You Sleep?"(眠れるかい?)という曲があります。Beatles解散後、Paul McCartneyを痛烈に皮肉ったものです。曲の内容はこの際問題ではないのですが、例の耐震強度偽装問題のことです。

昨年12月の証人喚問直後はテレビ・新聞とも連日の報道でしたが、ヒューザー・小嶋社長の証人喚問が年明けと決まったあと、世間も年末年始のそれぞれの忙しさに突入したこともあり、今日に至るまで中休みの様相を呈しています。この間、もちろん警察の捜査は連日続いているでしょうし、各紙も―意外に、というと語弊がありますが―新たに発覚した疑惑など続報を載せています(毎日新聞がいちばんがんばっているようにみえます)。

そこでです、各プレーヤ達にききたいのは。「眠れるかい?」。小嶋さん、内河さん、四カ所さん、木村さん、篠塚さん・・・。みなさん「中休み」のあいだどうしていました。姉歯さんは割合リラックスして過ごせましたか。小嶋さん、喚問までまだ時間がありますが、想定問答の練習はもうはじめてますか。内河さん、また呼ばれたらどうします、あなたあの屈辱に再度耐えられますか。

だれよりも眠れないのは住民のみなさんです。しかし、あえてひとこと。昨日、偽装が発覚したあるマンションの住民が「最初で最後の餅つき大会」を企画・運営したとしてその様子が報じられていました。とくに彼らを指して言うのではありませんが、だんだんマスコミ慣れしてきた面も垣間見られます。これが高じて世間一般の感覚からずれた利己的な主張をするようになると、人の気持ちは移ろいやすいものです、一瞬で「総パッシング」に転じるかもしれません。

いずれにしても、来たる証人喚問では小嶋さんの証言を突破口により深部をえぐることができるよう、民主党のみなさん準備を怠りなく。
若人よ、たまには真面目な番組を(バラエティー離れのススメ)
この年末にNHK-BS1で一挙に再放送された「戦後60年 歴史を変えた戦場」シリーズのうち見逃していた分を録画し、年明けからみています。(そのなかの一本で、わたし自身強烈な衝撃を受けた「ボスニア内戦・10年目の真実」については以前のエントリで取り上げています)

このシリーズで扱われた「戦争」「紛争」「内乱」はすべて歴史の教科書に載っている事柄だと思います。しかし数行の記述で終わりとなる教科書では、残念ながら年号と事象を暗記する以上のものにはなかなかなり得ません。実際「1956年ハンガリー動乱」と習ったところで、その背景など詳細に知ろうとする中学・高校生がどれほどいるでしょうか。

その点、このシリーズのような海外の優良ドキュメンタリーをコンテンツとする「BSドキュメンタリー」は1回が1時間弱という短時間でありながら、映像の力なのでしょう、文章だけでは理解しにくいこともなんとなく頭に入ったような気になります。要はきっかけになればいいと思うのです。そこで興味がわけば、さらにネット・書籍などで深く掘り下げてみるという行動につながります。

きっと中学・高校生でもこの種の番組に触発されて歴史や政治に興味を持つようになれば、巡り巡って現在の日本の問題点にまで目を向ける契機になりうると思うのです。ただ、バラエティー番組ではなく、あえてこれらを選択する確率を想像するとまったく期待が持てません。チャンネル権がない他人の家などでたまたま見るなど、偶然性に頼るのもたかが知れています。学校で教材として扱ってもらうのが最も適していると思われますが、今のカリキュラム編成上現実的かというとおそらく「ノー」でしょう。最後は親が薦めることに期待するしかないのですが、当の親がバラエティーを好んでいるようではどうも・・・。非常に惜しいことです。
NHK-BS2「ロック誕生50年」:些細な疑問
どのチャンネルも見るべきものがないので、年末から録りためていた分を見ています。12月31日NHK-BS2の「ロック誕生50年(2)」で気になったことがあったので記しておきます。

Peter FramptonやKissを代表格とした「ロックが商売主義に走り出した時代」のパートの次に、Eaglesが紹介されました。ここで萩原健太氏は、"Hotel California"では「われわれは1969年からスピリットを失っている」と歌われている、と言っていました。

わたしもこのCDを所有しており、さきほど聞いてみました。外盤のため対訳は当然ありませんが、"Hotel California"のみ歌詞が載っていました。該当の部分をみるとこうなっています。

So I called up the Captain,
'Please bring me my wine'
He said, 'We haven't had that spirit here since nineteen sixty nine'
And still those voices are calling from far away,
Wake you up in the middle of the night
Just to hear them say...

Welcome to the Hotel California
Such a lovely place
(後略)

ここはこう訳すとどうでしょうか。

ボーイ長に「ワインをもらえないか」というと、
彼はこう答えた。「1969年から酒類は扱っておりません」。
真夜中に目をさますと、その声がずっと遠くから今も聞こえてくる。
「ホテルカリフォルニアへようこそ・・・」と。

ワインから始まった会話ですから、"spirit"を「酒」と解してよいと思いますが、「魂」というダブルミーニングの単語であることから、転じて「失われたロック魂」の比喩として表現したのかもしれません。強引な解釈でしょうか。
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