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「ダーウィンの悪夢」:「ダーウィンの箱庭」は遥か彼方
3月11日、NHK-BS2"BS世界のドキュメンタリー"「ダーウィンの悪夢」をみました。
概要はNHKのホームページから引用します。

人口約3500万人のうち200万人あまりが食糧不足に苦しむといわれるアフリカ・タンザニア共和国。その北部に広がる世界第3位の湖・ビクトリア湖からは連日、白身魚ナイルパーチの切り身が冷凍食材としてヨーロッパ・日本にむけ大型ジェット輸送機で輸出されている。しかし、この食料輸出は一部の人を潤すだけで飢餓・貧困・HIV感染のまん延・武力紛争の続発といったアフリカのかかえる問題を解決する糸口になっていない。魚の加工工場と空港がある湖畔の町・ムワンベにカメラを据え工場主・漁師・輸送機パイロット・ストリートチルドレンなどさまざまな人々を見つめることでアフリカの構造的な貧困問題を浮き彫りにする。

この番組での印象的な場面のことを記しておきます。

[その1]
孤児たちが十人くらいいたでしょうか、なにか食べ物を火にかけています。先頭に立って調理をしていた背が高い最も年長と思われる少年がまず自分の分を確保します。回りを小さい子らが「はやくこっちにもおくれよ」といった風情で手を出そうとしています。少年が器を持って移動すると子どもらもついてきます。少年が放るように器から手をはなすと子どもらが一斉に殺到します。まさに、えさに群がるピラニアのごとくです。あっという間に器は空になり、運悪くありつけなかった者がでます。「オレにもすこしよこせよ」「いやだよ」...そこからお決まりのケンカ、そして手に握られていたなけなしの食事は両者のどちらの腹に入ることなく地面にばらまかれることになります。おおいなる無駄です。体力と食べ物両方の。リーダーが存在するのに、順番に並んで分ければ食べ物も無駄にならず各人に行き渡る、という知恵さえないことに悲しくなります。原始時代もかくや、と思わせられ場面でした。しかしながら、反面、自分たちの周辺を取材しているカメラという文明機器は認識している(であろう)というギャップをどう理解すればいいのでしょうか(極論すれば、カメラも理解できないくらい原始的であれば整合性があるのだが、という意味で)。
魚を詰める発泡スチロールを溶かして嗅ぐ子どもたちをみるのもやるせないものでした。

[その2]
上記、輸出用の魚の切り身以外の「アラ」は地元の最貧民層の重要な食料源として安く払い下げられていました。トラックいっぱいに積まれたアラは、地面に投げ捨てられるようにおいていかれます。その土まみれになったアラを住民はまず干すようです。劣悪な環境でした。足下はぬかるんでおり、魚にも虫がわいています。腐敗から発生するのでしょうか、あるいは発酵時なのでしょうか、ある女性はアンモニアは非常に目に悪いといい、現にその女性の片目はつぶれていました(適切な治療もなくえぐりとったような傷跡でした)。

自分たちの食料にも事欠くのに先進国へ魚を売り、先進国からは武器を輸入しそれで内戦を繰り返す。アフリカはいまだに搾取し放題の地であるようです。

アフリカに限らず、また食料品に限らず、「○○産(製)」のラベルの商品はこうした犠牲の上に成りたっているのかもしれません。われわれはほとんどあたりまえのように手にしていますが、しっぺ返しをくうときがいつかくるかもしれないと思わされました。
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