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わたしが近ごろかんがえていることを徒然なるままに...
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W杯:明朝で騒ぎは終わり。やっとサッカーが楽しめる
またぞろ「奇跡」の連呼です。
今回だけではなくここ最近のFIFAワールドカップ、オリンピックといった大イベントではもちろんのこと、それよりははるかに規模の小さいスポーツイベント(例えば陸上、フィギュアスケート、バレーボール、水泳など)であっても、そこでのマスコミ――とりわけ突出してテレビ――の"煽り"には目も当てられません。

いつ頃からこのように変質してしまったのでしょうか。わたしにはやはり初出場となった1998年のFIFAワールドカップを嚆矢としてよいように思えます。
その前後の夏季オリンピックと象徴的な日本選手をあげてみますが、"煽り度"の変化を感覚として思い出せるでしょうか。

  • 1992 バルセロナ:有森裕子、吉田秀彦、古賀稔彦、岩崎恭子

  • 1996 アトランタ:篠原信一、サッカー(マイアミの奇跡)

  • 2000 シドニー:高橋尚子、田村亮子

判定するのは難しいかもしれません。ただし少なくとも、弱小種目でも国の枠が与えられていれば参加できるオリンピックとは異なり、世界最大のイベントであるFIFAワールドカップにはそれまで日本は出たくとも出られなかったのです。そこへ日本の出場が決まったことで、テレビとしてはゲーム中継そのものだけではなく、むしろそれ以上の関連番組が組める(=スポンサーを集められる)という、かつてない一大コンテンツが現出したことは確かであり、やはり大転換機となったのは間違いないと思います。
それに味をしめ、それまでオーソドックスにスポーツ中継していた種目も、影響されてバラエティー化していったのではないでしょうか。

もちろん国対国の激突ですから、自国を応援するのは当然なのですが、ここまで茶化され大騒ぎされると、純粋にスポーツ観戦したい者にとってはうんざりさせられます。人気スポーツは商業主義に飲み込まれていて、もはや仕様がないのだ、として諦めるほかないのでしょうか。

今回のドイツ大会に話しを戻すと、戦前「予選突破のカギは緒戦のオーストラリア戦にすべてがかかっている」と多くの「専門家」が言っていました。すなわち「勝てなければ予選敗退濃厚」と明言せずともそれを示唆したものだったはずです。
ところがオーストラリアに敗れ、第2戦も引き分け。理論上はまだ可能性は残っているものの、明朝の第3戦は最も手強いブラジルです。

高視聴率・部数拡大を目論む立場上、予選突破を標榜していた各メディアはここに至って「奇跡」を神頼みするとともに精神論を唱え始めました。
たとえばサンケイスポーツ"炎の守護神・川口、日本を鼓舞し「マイアミの奇跡」を再演だ!"
戦時中の記事も斯くやと思える美文調の文章が全編にあふれています。一部分だけ引用します。

持って生まれた熱き血潮が体内で激しく流れ出す。オレが守るゴールは絶対に破らせない。最低2点差以上の白星が絶対条件のブラジル戦は、無失点に抑えないとさらに条件は厳しくなる。GK川口の胸の鼓動は波打つように高鳴った。

20日の練習では、GK楢崎と2人で計504本のシュートを止め続けた。宿舎ではブラジル-豪州のテレビ中継を見つめ、脳裏に攻撃パターンを刻みこんだ。あの“マイアミの奇跡”が再現されないかぎり、ジーコ・ジャパンに“ドルトムントの奇跡”は起こらない。

かつて楢崎もカーンも「守護神」でした。要は何回かファインセーブすればもはやそのゴールキーパーは日本では「神」となるのです...いや、Jリーグのアナウンスを聞いていると各チームに「守護神」がいるようですから、単にゴールキーパーの別称のようです。
またマスコミは、はたして本当に世界レベルに達しているのかわかりませんが、日本代表は「黄金の中盤」を形成していると言っています。"日本の"とか"日本版"などと冠した方がよいのではないですか。本家ブラジルに対して非常に恥ずかしいのですが(それも本モノの「黄金の中盤」のひとりジーコの前ではなおさらです)。

一部の週刊誌は予選リーグ敗退を見越して、早くも応援基調から離れた記事を展開し始めているようです。
以下、週刊新潮、週刊文春の目次から。

新潮
「ジーコ・ジャパン」の終焉
【1】「引き分けでいい」選手を戸惑わせたジーコ「謎の指示」
【2】A級戦犯「柳沢」で蒸し返される「梨花との夜」
【3】「中田英」が暗に批判した「俊輔の単調プレー」
【4】CM料「4000万円」宮本の「商品価値」が暴落した
【5】「テレビ放映」で起きた武蔵野「にごり水」騒動
【6】「非国民」と罵倒された日本人女性の「ある行為」
【7】次の「南アフリカ大会」は予選突破も「絶望的」

文春
こんな日本代表に誰がした!
▼大暴落! ジーコの「お値段」
▼柳沢と高原はDFに転向しろ
▼俊輔を外したトルシエは正しかった
▼「独裁者」川淵キャプテンの進退を問う
▼「日本はイケる」と煽ったテレ朝と女子アナの罪
▼金子達仁「中田英寿はなぜイチローになれなかったのか」

ともかくも決勝トーナメントからは喧噪が一段落しそうな気配です。
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