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「イスラエルロビーとアメリカ外交政策」:いま世界中で話題の論文だそうです
昨日(7月5日)NHKの「ラジオ夕刊」で、いま世界中(ただし日本を除く)で大反響を呼んでいる学術論文というものが紹介されました。
それは今年3月に発表された「イスラエルロビーとアメリカ外交政策」というもので、東京財団リサーチ・フェローの"スガワライズル"という方が解説者として迎えられていました。

以下、そこで語られたことを、わたしなりの解釈(誤解も含む?)で簡単にまとめておきます。

この論文の内容は、イスラエルロビー(ロビー活動をする団体だけではなく、親イスラエルの個人支援者なども含む"ゆるやかなコミュニティー")の強い影響力に疑問を呈したものである。しかし、いままで度々目にしたような所謂「ユダヤ陰謀論」などとは一線を画すもの。なぜなら、それらのほとんどは著名でも正統派でもない書き手による、暴露本の域を出ないものがほとんどだったから。

しかし本論文の著者は、名実ともに広く知られている、シカゴ大学・ミアシャイマー、ハーバード大学・ウォルト両教授。
ユダヤ、イスラエル問題は非常にデリケートであり、例えばわずかでもイスラエル批判をしただけで、その人物は、イスラエルロビーによって"反ユダヤ"のレッテルを貼られてしまうのが実情。それに対し「こういった封殺される状況はやはり何かおかしい」ということを公の場で語れなかったことを指摘した上に、その声を上げたのがアカデミズム界の大御所だった。そのことが大反響を呼んでいる理由のひとつ。

内容の一例としては、現在も混乱の只中にあるイラク戦争。イスラエル以外は非民主国家である中東。一国が民主化されれば他国にもその波が広がっていく、とした"中東ドミノ理論"。これを盾にイラク戦争に踏み込ませたのはネオコンだが、彼らもイスラエルロビーの一員である。彼らの目的は、この"中東ドミノ理論"により「アラブ諸国の民主化=イスラエルの敵対国が減ること」、すなわち、イスラエルにとって好ましい状況になる、ということである(ただし、これは当のイスラエルが主体的に求めていることではなく、あくまでネオコン主導の考え方である)。

なぜ、これほど話題になっている論文が日本のメディアではほとんど取り上げられていないのか。それは、そもそもイスラエルロビーという存在がアメリカでどれほど影響力をもつか実感できないからではないか。この種の論文の重要性を理解するには、国際情勢がわかっていなくてはならない。日本が関心を示さないということは、裏を返せば、残念ながら国際情勢に疎いということではないか。

この後、原題と著者は、
「The Israel Lobby and US Foreign Policy」John Mearsheimer、Stepen Walt
であること、それから"スガワライズル"は菅原出氏(らしい)とわかりました。

日本で話題になっていないというのは、「アメリカ外交政策 イスラエルロビー 」でググってヒットしたのが4件のみだったことからもうかがえます。

幸いこの論文の日本語訳が、発表直後と思われる3月にあるサイトに投稿されていました。ミアシャイマー等のイスラエルロビー批判論文の日本語訳(その一)(その二)です。
理解できるかどうかわかりませんが、読んでみるつもりです。しっかり紙に印刷して。
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