I have something to say
わたしが近ごろかんがえていることを徒然なるままに...
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/--(--) --:--:--| スポンサー広告| トラックバック(-) コメント(-)
刑事司法:国連勧告を拒否し、韓国にも劣る後進ぶり
昨日放送された朝日テレビのザ・スクープ「検証!日本の刑事司法」をみました。この番組では警察や検察の怠慢や隠蔽体質などが何度も取り上げられてきました。今回は二つの冤罪事件についてそれが"でっち上げられる"に至った密室での取り調べという人権面での後進性を再度訴えるものでした。

このような冤罪を知るたびに思うことですが、無罪を証明するには、犯人に仕立てあげたエネルギーの数倍の労力と時間が―貶められた人にとっても、反証に奔走する人たちにとってもごく当り前の権利として生産的なことや楽しみに使われるべきなのに―浪費されるのです。

最悪なのは数十年の服役後、再審請求でまた十年単位の時間を使い、運よく再審に至ったとしてもさらに数年を経ないと無罪を勝ち取れないという現状です。支援者をふくめた彼らの執念があるからこそなせる業なのでしょう。
番組中の冤罪をかけられたひとも言っていました。誰もが当事者になりうる、と。ある日突然非日常空間へ強引に連れ去られる。そして自分の意志はまったく通じない状況下におかれ、最終的に犯罪者のレッテルを張られる。恐ろしいものです。

対して、罵詈雑言を浴びせ脅迫によって自白調書を"強要"したことが判明した検事には厳重注意のみです(そのまえに時期外れの転勤までさせて"匿って"いた)。当然のごとく犯罪性の追求はなされませんでした。この検事はまもなく退職し、いわゆるヤメ検としてのうのうと弁護士活動をしているようです(ただし番組では顔出しで、インタビューから逃げる姿が放送されましたので、少なからぬマイナスの影響はあるでしょう)。

それにしても、国連からこのような自白の強制をまねく密室での取り調べを改めるよう勧告されながらも、特高の残滓のような制度を改めようとしない根拠は何なのでしょうか。さらに一方では人権においてはるかに遅れているとはいえ、中国などを殊更に非難するのは「目糞鼻糞を笑う」の類ではないでしょうか。
今回の例のような刑事司法の問題は人身売買と併せて日本が軽蔑の目で見られていることなのですが、歴代政府があえて手をつけずに現在に至ったのがなんとも理解できません。

参考になったホームページ「時代後れの刑事司法」によれば、勧告拒否の理由は

  • 取調べが録画・録音されると被疑者は真実を話さない
  • 録画・録音に莫大な費用と手間がかかる

だそうです。これらを人権擁護にまさる理由として挙げること自体が国際世論に対し恥ずかしくないのかと思います。

もし改善を受け入れれば起訴数が明らかに減ることになるのではないでしょうか。それはとりもなおさずでっち上げが減るからでしょう。その事実が白日の下に晒され権威が失墜することこそが恐いのではないでしょうか。

たしかに警察や検察が組織ぐるみの不正を認めることになれば日本はある種のパニックに陥るかも知れません。しかしかれらがまったき正義集団であるというのはもはや神話に過ぎないことをわれわれはすでに知り過ぎる程に知っています。でありながら、組織安泰のためにはそのお題目に縋らざるをえない、国連勧告を振り切ってまで、というのが本当のところではないでしょうか。

真に生まれ変わるためには膿を出し切らなくてはならないのですが、ことは法という民主主義の根幹にかかわることだけに、一筋縄にいかないのは承知しています。他国に顔向けできないほどのこの大悪弊を壊せたならば、小泉首相は郵政改革より数段意味のあることをなしたとして讃えられると思うのです。あとわずかで退陣ですが、動機は功名心でけっこうですから、最後に一仕事やる気はありませんか。
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。