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安保理理事国:1971年まで中国代表とは台湾を指していた
ある本を読んでいての一節。

中国は国連加盟を要請し、国連に「中国招請・国府追放」のアルバニア決議案が提出される。国府と国交を持つ米国は、一挙に中国加盟を認めるわけにはいかない。三分の二の票決を要する「逆重要事項指定決議案」で阻止しようとし、日本は佐藤首相の指示で、共同提案国となった。しかし十月二十五日、国連総会は米案を否決し、アルバニア決議案を可決する。中国は国連代表権を得て、国府は国連を脱退する。

1971年の出来事だそうです。中共が国府を追い出すことで安保理の常任理事国の地位を引き継いだとは初めて知りました。

以下、調べたことをメモしておきます。


Q:中共の加盟の要請が受け入れられた理由は

  • 内戦に勝利した中国共産党は1949年(昭和24年)10月、中華人民共和国の成立を宣言。旧ソ連をはじめとする東側諸国に続き、翌50年1月6日にはイギリスが西側陣営では初めて中国を承認。大陸の実効支配は明らかであり、その後も承認する国が次第に増え、加盟の正当性が認知される下地ができていた

Q:中共が国府を追い出したかった理由は

  • そもそも米国を中心とする国々は、中国を安保理常任理事国として国連に加盟させ、中華民国は一加盟国として国連に残す方針だった

  • しかしそうなると、国連が中国と台湾は個別の国家であると認めたことになる

  • すると、中国が台湾に対して武力で威嚇したり武力を行使することは、国際法で固く禁じられている侵略行為になるため、中国が台湾を併合することは不可能となる。それを避けるための「追い出し」

Q:苦心の「追い出し作戦」とは

  • 決議案には「中華民国を国連から追放する」とは書けなかった

  • なぜなら加盟国の除名には安保理の勧告が必要であり、拒否権を持つアメリカは中華民国の国連加盟議席を守る意向だったから

  • そのため「中華民国」ではなく「蒋介石の代表を追放する」とした

  • その意味するところは、「中華民国は中国大陸の領土を失った時に消滅して、中華人民共和国に継承された。国連で中華民国代表と名乗っているのは、中国に抵抗を続けている蒋介石の私的代表にすぎない」ということ

  • この決議案が採択された後、今でも変更されずに国連憲章に残る「中華民国」の文字は中華人民共和国を指すことになった

  • 結果として世界の殆どの国々は、国連の解釈を尊重して中華民国と断交せざるをえなかった。中共の狙いはまんまと成功した

  • ちなみに、現在も議論される、中共の台湾への武力攻撃の可能性に対してアメリカを始めとする国際世論が強力に反対できない理由もこれが根本にあるため。すなわち「主権独立国家としての中華民国は、中華人民共和国に継承されて消滅したのであり、中華民国を名乗っている団体は中華人民共和国に対する叛乱団体である。国家は武力で叛乱団体を鎮圧する権利を持っており、中国が台湾に対して武力で威嚇したり武力を行使したりしても、国際社会はそれを国際法違反として糾弾できない」ということ

Q:なぜ蒋介石は国連の一般加盟国の議席を放棄し、脱退の道を選んだのか

  • もし中華民国として国連に残り、中国と同時に加盟しているという状況を選択すれば、蒋介石自身が「二つの中国」を認めることになる。中共の「追い出し」理由と表裏一体

  • すると、中華民国の領土は名実ともに台湾と澎湖、金門、馬祖だけに限定され、「中華民国が中国を代表する正当政府である」という主張が崩壊する

  • ひいては台湾人(本省人)の反国民党感情から政権は倒れる結果となる。だから国連から脱退した

参考までに、そもそも台湾が中華民国の領土になったことの非合理性

  • 台湾と澎湖島は、国際法に従って日本が清国から譲渡された日本の領土であった

  • 第2次世界大戦中の1943年、ルーズベルト米大統領、チャーチル英首相、蒋介石中華民国総統の3者会談、いわゆるカイロ宣言に、台湾と澎湖島を中華民国に返還することが3同盟国の目標の一つである、と盛り込んだ。この時点では法的効力のない単なる口約束程度のもの

  • ポツダム宣言には、「カイロ宣言の条項は履行されるべきである」と書かれているが、これはあくまで日本に対する降伏勧告状。国際法上の戦争は、1952年に発効したサンフランシスコ平和条約によって終結したのだが、戦争に伴う領土変更は平和条約によって行われるのが国際法の原則であり、降伏勧告状によって領土変更が行われる訳ではない

  • 英米も、カイロ宣言のその条項が国際法上の効力を持たないことを認めている


以下のサイトから大幅に引用しました。
「台湾の常識は世界の非常識」
「台湾独立の行方を占う国連加盟問題(2)」
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