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ロックのピークは1968年だった?「ホテ・カル」再検証
以前わたしは、「NHK-BS2「ロック誕生50年」:些細な疑問」でEagles" Hotel California " の歌詞「We haven't had that spirit here since nineteen sixty nine」とは 「 われわれは 1969 年からスピリットを失っている 」ことを暗喩しているらしい、と書きました。

ここでわたしは、スピリットとは殊更に「ロック」スピリットを指しているようには書いていません。解説の萩原健太氏はロック界のことを指してそう言ったのか、それとも様々なアメリカンスピリットを包含して言ったのか、残念ながらわたしは覚えていません。萩原氏もそこまでは言及してはいなかったようにも思えます。

ところで、いま面白く読んでいる最中の本があります。坪内祐三著「一九七二」(新潮文庫)です。
この本で、上記のスピリットが「ロック」スピリットだとすれば、それを裏打ちするような記述にぶつかりました。

その部分を引用します。

実はこの頃、一九七二年、ロックの本場アメリカでは、ロックは退潮期に向いつつあった。例えば、『ロックへの視点』(邦訳は音楽之友社)で知られる評論家のカール・ベルツは、ロックミュージックの質的なピークは一九六八年末であり、それに続く一九六九年から一九七一年に至る時期は、「ロックの苦難の時期」と定義している。
(259頁)

くだんの" Hotel California " の歌詞とぴったり符合しているわけです。Eaglesのメンバーのだれかの頭の片隅に、この本か同様の主旨の評論の記憶があったのでしょうか。それとも(" Hotel California "制作当時の1976年から)過去を振り返っての実感をそのまま詩にした結果、偶然一致したのでしょうか。

このカール・ベルツ著「ロックへの視点」、わたしが調べたかぎりでは、著者の綴りと原題はCarl Belz"The Story of Rock"ではないかと思います。
章立ては次のようになっていて、坪内氏の記述にも合致します。

  • Rock as Folk Art
  • The Beginnings of Rock: 1954 - 1956
  • The Expansion of the Rock Style: 1957-1963
  • The Maturity of Rock: 1964-1968
  • A Troubled Period: 1969 - 1971

Maturity:成熟、円熟
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