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党首討論:やっと小泉攻略の端緒掴むも、遅かりし
昨日の小泉純一郎首相と小沢一郎代表による初の党首討論についての本日付け各紙の論評と若干のわたしの感想を記しておきます。

引用は、毎日新聞、朝日新聞、読売新聞、日本経済新聞はそれぞれ社説から、東京新聞は「核心『第1R小沢ペース』」からです。

全体的な印象について

[朝日]
首相との議論は深まらなかった。だが、愛国心などの文言にこだわる与党案に対して、教育問題の根本に切り込む民主党、というイメージを打ち出そうとの意図ははっきり伝わってきた。


[読売]
これこそ党首討論にふさわしいテーマだった。だが、時間的な制約もあって、議論の掘り下げが、とても十分とは言えなかったのは残念だ。


[日経]
小沢氏の切り込み不足もあって、45分の持ち時間の大半を割いたせっかくの教育論争は生煮えのまま終わり、物足りなさが残るデビュー戦となった。


[毎日]
従来の討論とは異なり、小泉首相の一方的なペースにはならなかった。
(中略)
この日の討論では、小泉首相が得意とした争点ずらしも見られず、議論がかみ合う場面が目立った。



つぎに「小沢氏はゆっくりとした口調で、小泉首相の考えを引き出すように努めたが、肝心の質問に行き着くまでいたずらに時間をかけすぎた。」(日経)とありますが、わたしはこれにやや異を唱えたいのです。

[東京]
 決して声高になることなく、まるで教え諭すように政治理念を説いた小沢氏。これまでの民主党代表が具体論を持ち出して小泉答弁の矛盾点や問題点を突いたのとは、全く異なる手法だった。
 理論家の小沢氏らしい追及ぶりではあるが、具体論で攻めた菅直人、岡田克也、前原誠司各氏の歴代代表が、首相の「すりかえ答弁」にかわされ続けてきたことも頭の中にあったのだろう。

とあるように、質問者が感情的になればなるほど、茶々を入れれば入れるほど小泉氏の思うツボだったのです(党首討論に限らず予算委員会などでも)。質問者がアツくなってくれれば、対する自分は青筋立てて激昂するもよし、「まあ、そんなに興奮しないで」などと相手を揶揄するもよし、どう転ぼうと結局世間受けするのは小泉氏だったのです。

具体的な例をあげると、昨日小泉氏は「しっかり抱いて、そっとおろして、歩かせる」というお得意の格言頼みの論陣を延々と張っていました。今までの民主党代表であれば「手短に」とか「そんなこと聞いていない」と我慢できずに割って入っていたはずです(それが逆に小泉氏に何か言わせる――たとえば「わたしにも言わせてくれたっていいじゃありませんか」など――絶妙な"助け舟"となり、結果点数を稼がせることになっていたのです)。
ところが小沢氏はだまって喋らせ続けました。"助け舟"が入らなかったためパフォーマンスでのカモフラージュもできず、逆に質問に沿っていないこと、論旨が通っていないことを露呈してはいなかったでしょうか。
これは例えばこう指摘されています。

[東京]
相手が手を振りかざさんばかりに具体論で突っ込んできて、議論が先鋭化すればするほど、巧みにすり抜けてみせた首相だが、理念で攻められると弱いという側面をさらけ出した。

問題を単純化して国民に提示するワンフレーズポリティックスと呼ばれる小泉手法。党首討論はその限界を露呈させた格好だ。


[日経]
小泉首相が家庭教育の重要性を説く中で、子育ての心構えを長々と語るなど冗漫に流れたという印象は否めない。

要は放置することで実体が晒されるという戦法が、いまでの民主党ではとられてこなかったということです。

党首討論のあるべき姿は、確かに見る側には楽しい、従来のケンカ腰や揚げ足取りではなく、真面目に対峙する昨日に近いものではないでしょうか。もちろん語調が激しくなる場合もあるでしょうが、内容がレベルの低いものでなければ心を揺さぶられるかもしれません。またユーモアのセンスに沿った揶揄ならば否定するものではありません。昨日の小沢代表の最冒頭のことば「久しぶりに小泉首相のご指導をいただく機会を得ました」などその好例ではないでしょうか。

小泉政権末期の今になってやっと気づいたのは遅過ぎたのでしょうか。それとも安倍晋三に引き継がれようとする前に気づいてよかったのでしょうか。
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