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「標的は11人―モサド暗殺チームの記録」を読んで
以前"ドキュメンタリー映画「ブラック・セプテンバー 五輪テロの真実」をみて"で触れた、スピルバーグ作「ミュンヘン」の原作でもある「標的(ターゲット)は11人―モサド暗殺チームの記録」(新潮文庫)を読み終えました。

前半の、電話やベッドに仕掛けた爆弾を使った作戦はまさにスパイ小説を読むようなスリリングあふれる展開でしたが、やがて彼らも展開に行き詰まると心を病むようになり、ミッションへの疑問も頭をかすめます。そして仲間もひとり、ふたりと...。

ミッション前段の準備工作から実行までの緻密さと、それとは裏腹な大胆さをも合わせ持つ主人公らのチームもさることながら、最も印象に残ったのは作中「ル・グループ」なるヨーロッパ中に網を広げる地下組織でした。

純粋にモサドだけの諜報力と実行力でミッションを遂行していったのだろうという先入観があったのですが、モサド本部からチーム5人への頻繁な助力は下手をすると国家としてのイスラエルの関与が知れ渡ることになるため、接触は最低限に留められていたのでした。そうなると物理的に5人でできることは限られてくるわけで、そこでたどり着いたのが「ル・グループ」でした。「蛇の道は蛇」とはこのことです。この組織が持つ能力の多様さは恐るべきものです。

ヨーロッパの各都市はただの観光都市ではなくエージェントが交差する拠点という印象を強く受けましたが、作中で主人公らが行動した時代からおよそ30年が経過し、加えて冷戦が終わった今でもその様相を呈しているのでしょうか。そして「ル・グループ」のような組織もまた存在するのでしょうか。

冒頭にあげた映画をみて間もなくNHKの『BS世界のドキュメンタリー』で「証言 イスラエル暗殺部隊~“ミュンヘン”への報復(Munich:the Death List、BBC 2006)」という番組を見ましたが、そこにでていたリレハンメルでターゲット筆頭、アリ・ハッサン・サラメ(Ali Hassan Salameh)と勘違いして一市民を誤射したのはこのチームのことかと思いながら読んでいましたが、そうではなく別働隊のことでした。

また同番組でも触れていた、サラメを最終的に"仕留めた"女エージェント、エリカ・メアリー・チェンバース(Erica Mary Chambers)というイギリス人のことが「標的(ターゲット)は11人」のエピローグでも簡単に触れられています。
注釈で、実体は「モサドでも伝説的人物で知られる長身の美人、シルビア・ラファエル(Silvia Rafael)」とあります。
もう少し詳しく調べてみたいところです。
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