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わたしが近ごろかんがえていることを徒然なるままに...
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日本はほんとうに「世界の一等国」なのだろうか
例えば党首討論において小泉首相と野党党首とで丁々発止の緊迫した議論が展開されたことが一度でもあったでしょうか。はぐらかし・ワンフレーズ・絶叫調。それを止められない自民党。首相就任当初はともかくとして(わたしも期待した一人でした)、いまだに支持率が高いというのはどうしても理解できません。

そもそも一国のリーダーが血相を変え絶叫して議論や演説をするとはどういうことでしょうか。リーダー自らがアジテーターとなっている現状をわれわれはどう捉えたらよいのでしょうか。そしてそれを異常と感じることもなく熱狂している人々を。
今盛んにヒトラーとそれに熱狂するドイツ国民の構図になぞらえる人がいますが、自公政権が継続されることになれば本当に大変なことになりそうです。オーバーにいうと政治と宗教の独裁者がますます跋扈する時代の始まりです。

最近再読している「岩波新書・井上清著『日本の歴史・下』」で次のような現在と酷似した状況をあらためて確認しました。

過去に日本は日露戦争に勝ったことで「世界の一等国」になったと勘違いし、欧米と伍して帝国主義的発展をしていくために軍拡し続け、その流れの中で軍部独走を許す結果となりました。その実それは借金(外債)に頼ったものでした。
夏目漱石の「それから」に当時の世相を記述した部分があります。

日本ほど借金をこしらえて、貧乏震いをしている国はありゃしない。此借金が君、何時になったら返せると思うか。そりゃ外債ぐらいは返せるだろう。けれども、そればかりが借金じゃありゃしない。日本は西洋から借金でもしなければ、到底立ち行かない国だ。それでいて、一等国を以て任じている。そうして、無理にも一等国の仲間入りをしようとする。だから、あらゆる方面に向って、奥行を削って、一等国だけの間口を張っちまった。なまじい張れるから、なお悲惨なものだ。牛と競争する蛙と同じことで、もう君、腹が裂けるよ。

膨大な借金を抱え先行きがみえない状態。これは100年前と同じではないでしょうか。「前回」は結局、最終的に敗戦という名の破綻でその幕を一旦閉じました。今回はたとえ戦争への道は歩まないにしても、このままでは経済的に同様の結果を招来するのではないでしょうか。もちろんあと5年後、10年後といった目先の話ではないでしょうが、「今生きている人たち」は先送りすることでその確率を確実に高くしています。もし多くの人が危機感をもっているのならば、パフォーマンス政治に踊らされることなどないはずなのですが。非常に残念なことです。

第二次大戦後、日本は自他ともに認める「世界の一等国」になったはずですが、最近とみに見られる右も左も一斉にケータイをかざして写真を撮る異常な「構図」、この一点だけをとってみても、果たして「一等国」にふさわしい国民に成長したかどうかはなはだ疑問です。

とまれ、今回の総選挙はどっちが勝つにしろ大きな転換点となることは自覚して投票行動を起こすべきだと考えています。
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