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北から帰国した「亡命者」、事件の根は深いようだ
北朝鮮に「亡命」していた女性が2年3か月ぶりに帰国したということで盛んに報道されています。この女性は以前からたびたびワイドショーなどで取り上げられてきたようですが、私は大した関心も持たず聞き流してきました。なにか「おかしな行動をしているひと」程度の認識でした。昨晩のテレビでも帰国後の記者会見を見ましたが、そのときも単なる「お騒がせ屋、目立ちがり屋のたぐいか」と思っていましたし、その時点でテレビは「背景」にはいっさい触れていませんでした。

ところが同夜のTBSラジオ「アクセス」を聞いていると、日刊ゲンダイの二木氏が「背景」にあるものを解説してくれたのです。
それはこういうことでした。

彼女北川和美は元オウム信者で、脱会後公安調査庁(警察の公安とは別組織)のスパイとしてオウムに再度潜り込んだ。この公安調査庁は破防法に該当する団体を監視・捜査する組織で、オウムのほかに朝鮮総連もその対象になっている。その後北川は公安調査庁の捜査員と深い仲になり「手当て」をもらうようになった。そのカネの出所は公金ではないかとの疑いが出ている。北川が北朝鮮へ「亡命」したのは、決してイデオロギー的なものではなく、この男女関係から逃れることが目的であったらしい。北は彼女を高級ホテルに滞在させて優遇したが、実際は前述した朝鮮総連への公安調査庁の監視体制などを聞き取ったのではないか。彼女をいま帰国させたのは、彼女からはすでに公安調査庁に関する「事情聴取」が済んでいること、また日本・EUが国連で「北朝鮮の人権問題を非難する決議案」を提出しようとしていること、さらにいま進行中の日朝協議を有利に展開したいとの政治的な思惑からであろう、と。

今朝の一般紙は総じて「事情があって、日本にいられないと思った」と報じるのみでその「事情」については触れていませんが、毎日新聞webの続報"北朝鮮入国女性:朝鮮通信が「亡命目的の日本人送還」"では「'00年春ごろから日本の公安当局者らにスパイ活動を強要され、当局からの重なる迫害を避けるために北朝鮮に行くことになった」と少し突っ込んで報じています(「迫害」というぼかした表現を使っていますが)。

ネットを少し調べてみましたが"北川和美さんの北朝鮮滞在費は公安調査庁が調査活動費から工面せよ"が詳しいようです。日本政府としては公安調査庁のスキャンダルを隠蔽したいし、逆に北はその弱みにつけこみたい。北川は両者に翻弄された被害者にみえますが、「かわったひと」のようなのでワイドショーでも100%弱者としての扱いではなさそうです('04年イラク人質事件の3人へ「自己責任」を問うたときの空気に近いか)。彼女が帰国した以上、スキャンダルへの飛び火は免れえず、つぎは公安調査庁に捜査の手が入るかという段階に移っていくでしょう。(なお同サイトではテレビでおなじみの重村智計教授と公安調査庁との関係についても触れられていて、彼のコメントも結局は御用学者としての発言なのかという疑問を抱かされます)
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2005/11/04(金) 20:01:17) | 外交のファンタジスタ
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2005/11/05(土) 09:38:13) | Beach Park 浜村直之徒然日記
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